正負の法則というのがあるらしい。
何かを得れば何かを失う。
何かで満たされている分何かで満たされない思いをかかえる。
人の一生はそういう意味では等しく平等にできている、というもの。
ならば
正と負の質やバランスはいったい誰がどのように定めるのだろうか。
正のお値段(?)、負のお値段(?)、足してみると正しくプラマイゼロになるのだろうか。
赤字だったり黒字だったりしないのだろうか。
たとえばこの幸福感の代償としてのこの喪失感、いつもいつもうまく折り合っていけるものなのか。
あまりにくだらないこの疑問の答えは
わかっている気もするけれど。

今の自分にとっての正と負とはいったい何なのだろう。