422e030f.jpg湘南新宿ラインに乗っていたら
隣を走る山手線の車体全面に
先日公開された映画〈シュレック〉のキャラクター達が描かれていた。
宣伝のための〈シュレック〉の山手線ジャックなのだろう。
そういえは随分前に
GAPにジャックされた山手線に乗り合わせたことがある。
私はゲイリー・シニーズという俳優のファンなのだが
その年彼はGAPのイメージキャラクターになっていて
山手線の中は隅から隅までゲイリーのポスターだらけだった。
乗り込んだ瞬間私は歓喜のあまり叫びそうになったのだが
そこはグッと我慢しおとなしく着席した。
が、しだいに自分の降車駅が迫ってくると
今度はどうしてもそのポスターが欲しくなり
降りる瞬間に一枚ひっぱがして(失礼!)逃げようかと
かなり真剣に悩んだ。
結局かろうじてその行為を踏みとどまらせたものは
自分は今着物を着ていて
まがりなりにも楚々と(かどうかはかなり怪しいが)ふるまっているのだから、という思いだった。
やはり着物は
女性がよりたおやかであろうとする自らの思いを触発するもの
〈かん
けーねーよ(関係ないよ)〉のノリを抑止するもの
つまり〈恥じらい〉を思い出させてくれるものになりえることがあるのかもしれない。
ところで
ではジーパンTシャツだったらやったのか、と言われると答えづらい。
やっぱ犯罪なんですよね、ポスター持ってっちゃうっていうのは・・きっと。