君が何度目覚めても

私は君のそばにいるよ。

ある日

私が目覚めた時

君が消えてなくなっている

そんな未来が確実に来ることは

どうしたって受け入れられそうにないけど

でも

君がこの先

何千回何万回目覚めても

君の瞳の中にはきっと私がいる、と約束するよ。

そしていつか

最後の最後に

君の大好きな神様の腕の中で

めまいがしそうなほどの幸福感につつまれながら

静かに目覚めるといい。

それまでの幾夜もの眠りはすべて

そのたった一度の目覚めのためだったと

君は知るだろう。

どこまでも白になる光の世界で

ちっぽけな記憶を返上した君は

神様に抱きしめてもらいながら

憐れみでも私を思い出すことはないんだろう。

それでも

君が明日目覚めた時

そばにいられる私は

なんて幸せなんだろうと思うよ。