2014年 12月 の投稿一覧

大晦日。

名取試験が終わり
クリスマスイベントが終わり
いくつか忘年会が終わり
雪の軽井沢に行き
遅ればせながら年賀状書きに没頭し
家庭内ストーカーっぷり爆裂のハチのケアに追われ
バタバタと慌ただしかったけど楽しかった年末。

2014年が暮れていきます。
いろいろありましたが、私にとってはいい年でした。
来年も精進してまいります(ブログももう少しマメに更新します・・(^_^;))。

どうぞ皆様よいお年をお迎えください\(^o^)/。

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花柳翠清香さん。

弟子のKさん、日頃の精進が実って
このたび花柳流普通部上級名取試験に合格し
四代目家元様より「花柳翠清香(はなやぎ すいきよか)」の芸名をお許しいただきました(^○^)。
真摯な努力が実を結び、本当に本当によかったですね\(^o^)/。
おめでとうございました!!

合格発表直後の控え室で。
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生まれてきた時と同じように泣いていた。

長い長い時間をかけて
ゆっくりと凍っていったから
きっともう溶けることはないのだろうと思っていた。

このまま
人の息づかいが絶えてしまった屋敷のような
霙降る真昼の
火の気のない部屋の寝床のような
寂々とした湿った孤独を糧に肥大した心臓のまま
いつか
そんなに遠くないいつか
あっけなく幕が降りるのだろうと思っていた。

頭をよぎっていく古びた風景は
よく晴れた午後の校庭も
団欒の灯がともりはじめた頃の通学路も
なぜかずっとミュートがかかっていて
登場人物が皆呆けたように口をパクパク動かしている。

少しずつかみ合わない程度の狂気で
凍った心臓をやみくもに暖め続ける一方で
いつのまにか
いびつな暖かさより安定した冷たさに心地いい居場所を見つけていた。

あんなにも体温のない言葉で最期を見送ったあの人。
選択できない出会いの意味を
いまだに理解できずにいるあの人。

何も感じないまま
何もわからないまま
そんなものだと思っていた。

白に昇華されたまばゆい光の中で
解き放たれたように踊る誰かのシルエットが見える。
ドレスの裾をひるがえしながら
裸足で踊るシルエットが見える。

あれは

私なのか

私のような幻なのか。

まぶしくて

息がつまるほどまぶしくて

よくわからない。

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