花粉症。

あきらかに熱がある、と思えるのに
どうしても倒れたり寝込んだりするわけにはいかない状況があって
あえて熱を計らず
体調不良に気が付かないふりをして
やりすごそうとした経験はないだろうか。

具体的に何度、という数字を目にして
<やっぱり熱がある>と自覚したが最後
雪崩のように病人モードに突入し、起き上がれなくなりそうで
<気のせい>ということで押し通そうという
なんとも非建設的な生き方(?)なのだが・・。

今日は花粉がバンバン飛んでいるらしく
お弟子さんのSさんが大きなマスクをし、まぶたを赤くして稽古場にやってきた。
彼女は一途な性格なのか
わき目もふらず浮気もせず
かなり長いこと花粉症とのお付き合いを続けている。

そんな彼女に対して
<花粉症ってつらそうだよねー。大変だねー。>と
いたわりと同情の立場をとれる自分の余裕が
内心心地よかったりしたのだが
気が付くとここ2,3年
風邪をひいているわけでもないのにどうも鼻がグズグズする・・
花粉症の大家であるSさんの話を聞いていると
症状からしてもしかしたら私はプチ花粉症なのでは・・と思えてくる。

がここで
<私は花粉症である。>と判断し
風邪薬ではなく鼻炎の薬でも買おうものなら
あっという間に本格的花粉症デビューをはたしてしまいそうで
なにがなんでも
<きっと稽古場の内と外で温度差があったせいだ。>とか何とか
無理やりわけのわからない理由をこじつけては
彼岸の花粉症村への入村を踏みとどまっている。

しかし仲間が多いほうが楽しいのはいずこも同じらしく
<ようこそ花粉症村へ>というノボリをたて
おいでおいでと
Sさんが勧誘している声がする・・。

あのね

あちらとこちらの間に流れる川
ふかーーーーーーくて
暗いの。

だから

なかなか渡れないんだからね!!

私は一生こっちで過ごして
花粉症の人を優越感を持っていたわってあげる
嫌味な奴でいくんだからね!!

あー、鼻がグズグズする・・
ティッシュ、ティッシュ・・・・。

コメント

  1. allegrettoの飼い主 より:

    どうも慰めの言葉に裏側に喜んでいる
    雰囲気を感じるけど気のせいかナ?

  2. kinsuimi より:

    鼻がムズムズに
    目が痒い、ですか・・。
    どう見ても花粉症っぽいですね。
    おつらいでしょう?
    大変でしょうねぇぇ。
    私はほら花粉症じゃないから
    そういうつらさは
    わからなくてねぇ・・。
    お大事になさってくださいねぇぇ。
    ハチはいたって元気

  3. allegrettoの飼い主 より:

    私も認めたくない一人でしょうか。
    この季節は鼻がムズムズ目は痒い、花粉症に限りなく近い症状でも、何年も前の検査結果「抗体反応なし」の御墨付きを根拠に「花粉症じゃない!」と信じています。
    ところでハチ君は花粉症にならないのかしら?

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