ハチの重さ。

052a7e7e.jpg知人宅のネコは
よほど悲惨な野良時代を経験したのか
かなりのヤッチャン顔で
体も大きく筋骨リュウリュウ、ということもあって
いつ会っても《臨戦態勢》の風貌である。
それはそれで可愛いのだが
私のような無類のイヌネコ好きでなくても
誰もがこのヤッチャンネコにはまってしまう理由が一つある。
いかにも物騒な顔をしているくせに
ひとたぴ人間に抱き上げられると
一気に全身の力を抜き
全体重をあずけて
気持ち良さそうにピッタリと寄り添ってくるのだ。
これはかなりヤミツキになる。
さて我が家のハチもこのタイプで
いったん甘えモードに入ると
人間がどんな状態であっても(たとえば掃除をしてようが、トイレに入ってようが、寝てようが、電話してようが、ひどい時にはこれから出掛けるという時だろうが)
おかまいなしで膝やお腹にのってきて
突然失神したのではないかと心配になるくらい
全体重をあずけて
まるで倒れこむように
バタリとその上に横になる。
そのハチの重さがそのまま
人間への信頼の重さのような気がして
いとおしさに胸いっぱいになって
自由気ままなハチのわがままごと抱き締めてしまう
飼い主バカっぷり

コメント

  1. kinsuimi より:

    ふむふむ

  2. allegrettoの飼い主 より:

    その愛おしい感情、ごく自然なことでしょう。
    誰でも頼られれば(ハチ君は頼るほか無いのですが)「何とかしなくては」という気持ちが起きるのは自然なこと。
    「飼い主バカ」とか「親バカ」は自然なことで、「バカな飼い主」「バカな親」はそれとは違ってかなり問題ですね。

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