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残暑と風邪。

お流儀の講習会。
今日は久々にとびきりの残暑でとにかく暑い。
講習会といえども舞台の上は照明があたっているためますます暑い。
こうして汗をかき
肌襦袢を着替えてもまた汗をかき
風邪の完治はいつのことやら・・。
ところで〈風邪をひいたまま仕事をしているタクシードライバーは傷害罪だ!〉と言い放った知人がいる。
極論だとは思うが
確かに狭い密室に不特定多数の乗客を迎え入れる仕事で
人様にうつす病気をかかえているというのはいかがなものか、とは思う。
以前も書いたが私など風邪がこじれて救急車さわぎ、というパターンが一度や二度ではないから
やはりそんなタクシーには乗りたくないと思う。
が、一方でうつされるほうの自己管理にも問題があるわけで
風邪をひいて具合が悪い時のつらさというのもいやというほど理解できるし
同情のひとつもしたくなるというものだ。
要はお互いの自覚の問題ということだろう。
風邪をひいてしまった方は
人前でつらさをアピールするより
一刻も早く治す最大限の努力をすべきであり
そのまわりにいる方は
はからずも風邪をひいてしまった当人をいたわる気持ちと
さらに風邪をうつされないための自己管理を徹底させる。
知人が乗り合わせたタクシードライバーは
例えばやむにやまれぬ事情で
どうしても仕事を休むわけにいかず
風邪をひいているにもかかわらず
密室にお客様を迎え入れている申し訳なさ、みたいなものでも感じられれば
またちがった言葉も言えたのだろうが
マスクもせず狭い車の中で当たり前のようにゲホゲホやられたそうで
うつされた方が寝込んで仕事にいけなくなったらどうする気だ、と
〈傷害罪だ!〉というまったくもって思いやりのない一言が口をついて出たということだ。
理解できなくもない話だ。
・・などなどつらつら考えている暇があったら
私もとっとと完治させなきゃー。
誰かにうつしでもしたら大変だ・・。

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しつこいなぁ・・。

f79689af.jpg寝込むほどじゃない体調の悪さが続いている。
風邪の後遺症なのだが
あまりのしつこさに閉口する・・
同じしつこさでも
こちらが根負けするまで
自らの要望を主張してくるハチの
〈遊ぼー、遊ぼー、そんなのほっといて今すぐ遊ぼー。〉
〈起きてー、起きてー、おなかすいたのー、たいくつなのー、今すぐ起きてー〉攻撃なら
可愛いばっかりだが。

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浴衣会間近。

f0f546b3.jpg間近にせまった浴衣会。皆々奮闘中(!?)。
そんな中
Kさんが懇意にしている書道家のH先生に
浴衣会の看板の字を書いていただきました。
いろんな人達のお力添で
浴衣会がよりあたたかみのあるものになっていきます。
感謝。

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《匂い》。

いつだったか友人とテレビを見ようとスイッチを入れたら
いきなりジャック・ニコルソンの顔がドアップで画面に映し出された。
なにかの映画だったと思うが
そのドアップを見た瞬間
友人が《なんかこいつって軍人みたいだな》とつぶやいた。
ジャック・ニコルソンは別に軍人の扮装をしていたわけでもなく(バスローブ姿だったか?)
それとわかるセリフを言っていたわけでもない。
つまりなんの判断材料もなかったにもかかわらず
ただパッと見た瞬間
そう思ってしまったのだという。
友人に言わせると《そう思わされた》という感覚なのだそうだ。
そしてそれは大当たりで
ジャック・ニコルソンはまぎれもなく軍人の役だった。
そういえば私も以前ある生命保険会社(?)のCMで
(いい意味で)ものすごく獣くさくてセクシーなパフォーマンスをする男性を見て
突然《あ!(真夏の夜の夢の)パック!》と思ったことがある。
のちにその男性がリンゼイ・ケンプというアーティストで
真夏の夜の夢の日本公演で来日するカンパニーの代表であり
彼の役はまさにパックである、ということを知った。
受け手に対してなんの説明もなく
また受け手側になんの知識もない状態で
会った瞬間なんとなくそれらしらを感じさせてしまう存在感、というのは驚異だ。
日本舞踊ではよく〈匂い〉という表現が使われる。
《どこがどうっていうんじゃないんだけどなんだか匂いがちがうんだよなー》とか
《江戸前の匂いがしないんだよ》といった類のダメだしは
もちろん私自身もされるし
舞踊雑誌の評などでもよく目にする言葉だ。
曖昧模糊として難しいが
一番大切な
〈なんとなくそれらしいいい感じ〉。
未熟者の舞踊家としては
ジャック・ニコルソンの爪の垢でも煎じなきゃ・・。

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男子リレー。

男子4×100㍍リレーが5位。
が、十分メダル争いにからむような5位。

2度もアジアレコードを更新した価値ある5位。
美しいアスリート4人に感動。
気が付いたらテレビの前で正座して観ていた。
日本人が短距離で世界を相手に戦える時代になってきた。
もううれしくてしょうがない。
朝原辞めちゃうのかなー。
北京で走ってくれないかなー。

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世界陸上。

男子マラソン5位に始まって
ハードル為末の予選落ち
室伏もメダルを逃し
200の末次もファイナリストに遠く及ばす・・。
今年の世界陸上はかなりきびしいスタートになっている。
私は陸上競技を観戦するのが大好きで
特にトラック競技やマラソンは一旦中継を観始めるとフリーズしてしまう程だ。
したがって世界陸上の年やオリンピックイヤーは
大会がどこで開催されるかが私の健康上非常に重要なポイントになってくる。
《競技中継は絶対にライブ!!》にこだわっている私にとって
時差の著しい国での開催は相当つらいものになる。
時間が全く逆転するシドニーオリンピックの時は
連日の睡眠不足でヘロヘロになってしまい
ついには観たい競技のない日でも眠れなくなり
不眠症で病院に行くことになってしまった。
が、どうやらその年は私のようなアホがたくさんいたらしく
お医者さまも慣れたもので
《あー、オリンピックの観すぎでしょう。大丈夫、オリンピックが終わればいやでも眠れるようになります。実は私も毎日中継を観てて寝てなくてねぇ・・》なんて調子だった。

局導眠剤はいただけないし
オリンピックで睡眠不足のお医者さまの診断っていかがなものか・・と(自分のことは棚にあげたおして)そこはかとない疑問を持ちながら帰ったのを覚えている。
そんな調子だから
今年のようなホームでの開催はまことにありがたい・・のはずだったのだが
逆にリアルタイムで観られないことが多く
残念しきりである。
さらに残念なことに
日本勢の不調。
あとは女子マラソンに期待をしているのだが。
それにしても究極まで鍛え上げられた肉体が
より早くより強くの限界を見据えて躍動する姿の美しいこと!
まさに動く芸術品だ。

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少女。

前を行く小学校2、3年生くらいの少女が
乗っていた自転車ごと転んだ。
すぐに火がついたように泣きだし
一緒にいたお友達数人が心配そうにのぞきこんでいる。
膝から血を流していたので私もなんとなく気にかかりながら通り過ぎようとしたその時
泣き叫んでいる少女の意外な声が聞こえてきた。
《お母さんに怒られるー、お母さんに怒られるー!!》。
転んで怪我をした痛さよりそっちか・・と
ちょっと拍子抜けしたような
ちょっとせつないような気持ちになった。
母親に《お洋服をよごしちゃいけません》とでもきつく言われてるのかな、
にしては買ったばかりのドレスでもない普通のTシャツにスカートだけど・・、
いつもお転婆が過ぎてて母親が手を焼いてる子で、
今度泥んこになって帰ってきたら承知しない、とか言われてるのかな、
転んだ痛さより母親に叱られる恐怖が先にたって泣く少女の気持ちとはどういうものだろう・・、
わずかの間にいろんなことを想像してしまった。
そしてふと自分の子供の頃を思い出した。
小学校に上がる前のある日の午後
気がつくと子供用の蚊帳の中にいた。
どうやらお昼寝をしていたらしい。
起きて家の中をあちこちさがしたが誰もいない。
ふと窓から外を見ると
空き地のむこうの道で
兄が買ってもらったばかりの自転車に乗る練習をしていて
それをそばで母が見守っていた。
《あそこに行こう》と私は思い
同時に《戸締まりをしなきゃ》と思った。
が、私がごくごく小さいころはまだ今のようなサッシの窓ではなく
鍵もねじ込み式のめんどうなものだった。
したがって大人の背丈程の大きな窓は子供にとっては途方もなく重く
運良く閉まっても今度は鍵をかけるのに時間がかかった。
どうしても閉まってくれない重い窓と格闘するうち
私はわんわん泣きだしてしまった。
そこに母と兄が帰ってきたのだが
《戸が閉まらない、戸が閉まらないー!》と泣き叫んでいる私を見て
二人はどう思ったのだろう。
その後のことはよく覚えていない。
うまく言えないが
あの時私は自分に腹が立っていたのだ。
窓がうまく閉められない自分に。
そしてなにより
戸締まりなんかを気にして
すぐに母と兄の元に飛び出して行けない自分に。
さらにそんな自分の気持ちを母と兄にちゃんと説明できない自分に(なんとまぁ可愛くない子供でしょうね・・)。
そんな小さな子供にそんな微妙でややこしい(?)感情があるものか、と思われるかもしれないが
確かに私はあの時自分がはがゆくて仕方なかったのだ。
もちろん今だからこそそのはがゆさの理由や内訳を言葉にして説明できるのだが
当時は重い窓に手を掛けて悪戦苦闘しながら
ただただ心の中で
《(こんなのほっといて母と兄のところに)行けばいいのに、行けばいいのに!!》と
そればかりを繰り返していただけだったのだが。
その自分へのはがゆさに
目覚めた時の心細さや
少しずつせまってくる夕暮れの心もとなさがないまぜになって
泣きだした私の口から出たのが
《戸が閉まらない、戸が閉まらないー!》だったように思う。
自転車で転んで膝を怪我したあの少女は何を思って泣いていたのか
お友達にかこまれて泣きじゃくる少女の声を聞きながら
くだらないことを考えてしまった。

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ドライアイス。

fb3a4437.jpg先日創作自由市場(於・北沢タウンホール 11月6日夜7時より)の打ち合せで若柳公子さんの稽古場にうかがったのですが
差し入れに持参したアイスクリームの箱に入っていたドライアイスを見て
なぜか大興奮の公子さん。
ドライアイスに水をそそいだ時に流れだす煙(?)が大好きなんだとか。
この日もアイスクリームそっちのけで
さっそくボウルに入れたドライアイスに水をそそぎ
煙の中でご満悦の様子でした。
舞台ではあんなにかっこいい踊りで魅せてくれる公子さんの
意外に()可愛い一面です

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新国立劇場。

お弟子さんのSさんが主演をつとめる新国立劇場でのオペラを拝見してきた。
役柄にぴったりの
Sさんの濁りのない美しさ!

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鬼のカクラン(!?)。

熱は下がったものの風邪がなかなか抜けない。
咳のしすぎで胸は痛いし
鼻のかみすぎで頭はぼーっとしてくる
いつもの高熱との長期戦もつらいがこの状態もそこそこしんどい・・。 
人様に移してご迷惑をかけたりしないうちになんとか完治させたいのだが

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夏風邪。

12b6bbe3.jpg久々に風邪をひいた。
私はいったん風邪をひくとおおごとになるパターンが多い。
だからひかないようにひかないようにかなり神経質に気をつかうのだが
ここ何日かの猛暑と忙しさについに負けてしまった・・。
で、やっぱり出た、寒いくらいの高熱。
夜になって少し落ち着き
理解できる範囲の熱に下がりはじめた。  
まいったなぁー。

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暑い!!

朝方稽古場に行く時には
3歩歩くだけで汗が吹き出してくるような暑さでも
帰り道では
ずいぶんしのぎやすくなってたりするのだが・・。 
今日の暑さはどうしたことか
夜もかなり遅い時間だというのに
足を1歩踏み出すごとに
堪え難いほど不愉快な汗がじっとりと体中に滲んでくる。 
口に出したからと言って涼しくなるものでもないが
とにかく暑い!!!
暑すぎる!!!

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うれしいこと。

心が呼応しあってるなぁ、
心が仲良くよりそいあってるなぁ、
と思える時ほどうれしいことはない。
その相手が
人間でも
動物でも
踊りでも。

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浴衣会プログラム。

cc59b39a.jpg間近にせまってきた浴衣会のプログラムができあがりました。      
人前で踊る、ということのいい意味での緊張感が
出演するお弟子さん達をみるみる上達させているようです

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〈その帯はどういう結び方をしているんですか?〉

着物で街をウロウロしているとよく声をかけられる。
残念なことに(?)女性か外人ばかりだが。
そのほとんどは私の親のような年代の御婦人方で
たいていは
〈着物はやっぱりいいわねー。〉というもの。
着物を着ることが著しく非日常じゃない世代の人達にとって
私のような(彼女達から見ればまだ若い)年頃の女性が着物を着ている、
しかもここ一番の晴れ着としてではなく日常着として着ている、ということが
なんとなく声をかけたくなる理由らしい。
ところで最近はそういう御婦人方ばかりでなく
私よりはるかに若い世代の女性達に話し掛けられることがしばしばある。
とくに夏、浴衣に半巾帯の時。
彼女達の声のかけ方はストレート且つ具体的で
〈すみません、その帯はどういう結び方をしてるんですか?〉
〈そういう浴衣はどこで売ってるんですか?〉
〈その着物はなんていうんですか〉などなど。
最近ファッション紙などでも浴衣が特集されたりして
日頃着物とは無縁の若い女性達も
洋服に近い感覚で浴衣を楽しむようになってきたことの影響だと思うが
着物が仕事着の舞踊家としては
こういうふうに話し掛けられることはとてもうれ
しい。
着物を着ることが
《苦しきことのみ多かりき》の修行のようになってしまってはつまらないし
楽しさがなければ着る意味がないと思う。
美しく着る、
美しく立ち居振る舞う、のはその次の段階の話だ。
多少乱暴な着方をしてようが
個性的なコーディネイトをしてようが
まちがいなく若い彼女達は着物を楽しんでいる。
それがどのような楽しみ方であっても
少なくともスタートラインに楽しさがなければ
次の段階への興味も産まれない。
声をかけてきてくれた若い女性達の中で
一人でも二人でも
着物を着た時の美しい所作、
つまり日本舞踊に興味を持ってくれたらいいなぁ・・、と思う。

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公子さんとハチ。

b7252ef5.jpg先日若柳公子さんがわが家に打ち合せに(遊びに?)来た時のツーショット。
実はこの二人(一人と一匹)のツーショット写真は
とってもレア。
ハチは〈ウエルカム・キャット〉の異名を持つくらい
ゲスト(と言うか人間)が大好き。
初対面のゲストでもまったく警戒することなく
あの手この手でいじらしいオモテナシをする変なネコだ。
にもかかわらず
たぶん一番頻繁に出入りしているであろう公子さんには
なぜかオモテナシではなく
タタカイ(戦い)を挑む。
とにかく公子さんの顔を見ると
何が気に入らないのか
やたら挑戦的になるのだ。
では仲が悪いのか、と言うと決してそうではなく
第1ラウンドが終わったあと
エサを食べてひとしきり鋭気をやしなうと
〈よし!もう一丁!〉という面持ちで
再び公子さんに近付き
ポカポカとネコパンチを始めるのだ。
まさにファイティング・フレンドの公子さんとハチ。
そんな関係の二人だが
先日はめずらしくハチが公子さんの手にチュッ(ガブッ
やっぱり大好きなのかな

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ハチの重さ。

052a7e7e.jpg知人宅のネコは
よほど悲惨な野良時代を経験したのか
かなりのヤッチャン顔で
体も大きく筋骨リュウリュウ、ということもあって
いつ会っても《臨戦態勢》の風貌である。
それはそれで可愛いのだが
私のような無類のイヌネコ好きでなくても
誰もがこのヤッチャンネコにはまってしまう理由が一つある。
いかにも物騒な顔をしているくせに
ひとたぴ人間に抱き上げられると
一気に全身の力を抜き
全体重をあずけて
気持ち良さそうにピッタリと寄り添ってくるのだ。
これはかなりヤミツキになる。
さて我が家のハチもこのタイプで
いったん甘えモードに入ると
人間がどんな状態であっても(たとえば掃除をしてようが、トイレに入ってようが、寝てようが、電話してようが、ひどい時にはこれから出掛けるという時だろうが)
おかまいなしで膝やお腹にのってきて
突然失神したのではないかと心配になるくらい
全体重をあずけて
まるで倒れこむように
バタリとその上に横になる。
そのハチの重さがそのまま
人間への信頼の重さのような気がして
いとおしさに胸いっぱいになって
自由気ままなハチのわがままごと抱き締めてしまう
飼い主バカっぷり

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手をつないで。

私は小学校入学の際
母の意向で
学区で定められた小学校ではなく
いわゆる越境入学で、子供の足にはかなり遠いと感じる小学校へ通うことになった。
が、入学の条件として
毎朝その遠い小学校の学区内にある私の祖母の家にいったん寄って
そこから通っている、という形をとること、というのかあった(らしい)。
さて通学初日の朝
入学条件を守るべく
私は母に手を引かれ祖母の家までの道を歩いていた。
祖母の家は川沿いの土手の上を行くと近道で
まだあまり人通りのないその土手を
眼下に見える川の流れや春の草花を見ながら行くのは
まるで散歩のようでもあった。
が、突然
なんの前触れもなくなぜか突然
私はたまらなく申し訳ないような思いにとらわれて
つながれた母の手を見、
その上にある母の顎を見上げた。
今母はイライラしはじめている。
これから毎朝私を祖母の家まで送り届けなければならない、
それは母にとってとても面倒なことで、
そのことが母をイラつかせている・・。
母の手を見つめながら
私はそう確信した。
そして後日
その確信はまちがっていなかったとわ
かった。
あの朝土手を歩きながら
母が何かそれらしい言葉や行動を言ったりしたりしたわけではない。
ただ母から発せられる何らかの負のオーラ(みたいなもの)を
私がキャッチしてしまったのだろう。
それを小さかった私は
その時つながっていた手を伝わって
まるで電流のように
母の心の内が私に流れ込んできたように感じたのだと思う。

私は大好きな人や
愛しいと思う子供や動物と
手をつなぐのが好きだ(幼稚園から大学まで共学で女子校経験がないせいか、さすがに同性のお友達とは照れてしまって無理だが)。
腕を組む、のでも肩を組む、のでもなく
手をつなぐ。
つながれた手を通って
あたたかくてやさしいものの行き来が
自由になる。

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葛西臨海水族館。

1e05b301.jpg久々のお休み。
葛西臨海水族館に行ってきました。 
入り口のまぐろ君と握手
隣接する公園から東京湾(?)の水平線が見えます
海風も気持ち良くてしばしフリーズ

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合格!!

本日お弟子さんのNさんが
普通部名取試験に無事合格し
四代目家元先生より
花柳翠媛乃の芸名をお許しいただきました。
一生懸命努力してきたことが実を結んで本当に本当によかったね!!
今日が花柳流のピッカピカの一年生になった日。
この日のことを忘れずに
これからも楽しく元気にお稽古にはげんでいってください。
翠媛乃さんにとっては大師匠にあたる花柳錦吾先生にも
言い尽くせないくらいにお世話になりました。
感謝してもしきれない気持ちは
少しでもいい踊りが踊れるようになることでお返ししていきましょう。
今日は本当におめでとうございました。

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〈さくらん〉DVD 。

f4089290.jpg映画〈さくらん〉DVDリリースに先駆けて
今日私の元にも
本編の他メイキングやベルリン映画祭の模様が収録された2枚組のDVDが届きました。
公開は今年の2月でしたが
撮っていたのは昨年の春。
メイキングを観ながらなつかしく思い出しました。
8月3日DVDリリース。
映画館で見逃した方はぜひ。

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ラスト・シーン。

私は映画が好きで
最近は少し控えめになったが
以前はとりつかれたように観まくっていた。
そんな中
全くと言っていいほどショクシの動かないのがアクションもので
その手のものはほとんど観なかったし、今でもそれは変わらない。
が、自分の好きな俳優が出ている時は別で
〈ザ・ロック〉も出演陣にひかれて観た数少ないアクションもの(?)だった。

そのラスト・シーンが大・大好きになった。
バックに流れる音楽にも一目惚れ(一聞き惚れ?)で
即サントラ盤を買いに行ったほどだ。
先日久々に〈ザ・ロック〉を観た。
やっぱりいいなぁ・・と改めて思った。
何度も何度も繰り返しラスト・シーンを観てしまった。

舞台も映画も総合芸術の代名詞みたいなものだが
そのシーンを創りあげるあらゆるものの呼吸がひとつになった時
そこから生まれるパワーは計り知れない「何か」になる。
こうだ、ああだ、の理屈をぶっちぎりで突き放して
〈いいなぁ・・〉という感覚だけが体に染み入ってくる。

さて現実に戻り
ハタと自らをかえりみれば
そんな舞台、いつ創れるのやら・・といったところだが
ま、とりあえず〈ザ・ロック〉
チャンスがあったら観てみてください。
涙・涙の大感動・・・、っていうんじゃないけれど
ラスト・シーン(に限らず)、いいっすよ

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