2007年 4月 の投稿一覧

意識改革。

意識改革が必要だな、と思う時がある。
呪縛や不安からのがれられない、のではなく
自らの意識で自分を縛っている、と思う。
せき止めているダムの扉を開けて水を解放してやる。
窓を開けて風の通り道を作ってやる。
同じ場所をグルグルと廻るだけで
すっかりよどんでしまった思いは
濁り続けるだけだ。
そしてその濁った思いにまた窒息しそうになる。
行き場がわからず
立往生し
すくんでしまった足を
一歩だけ前に出す勇気
踏み台の一つになるのが意識改革だと思う。
最初の一歩が出れば
そしてその一歩がまちがっていなければ
高いところから低いところに水が流れるように
ごく自然に心が解放されていくはず。

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傍若無人。

ネコは時々体内にたまった毛玉を出すためもあって
吐く習慣がある。
吐いたあとはケロリンとしたもので心配はなく
吐いている途中は手を出さず
本人(本猫)が気が済むまで吐くのを見守り
終わったら後始末をしてやる。

さて今朝はハチの吐く声で目が覚めた(なんか吐く、吐くの連呼ですみません・・)。
いつものように見守っていると
まずひとしきり床に吐き
終わったのかなと思ったら今度はなんと
以前このブログにも書いた例の帆布の椅子にわざわざ飛び乗り
ご丁寧にその座面で吐いてくれた・・。

なぜだ・・。

吐いている途中にジャンプして椅子に飛び乗るのはしんどいのではないのか・・。
なぜそんなしんどいことをしてまでわざわざ椅子に吐くのか・・。
どうやらハチは爪磨ぎだけではあきたらず
何がなんでも椅子をボコボコにしたいらしい。
なぜそんなにこの椅子が気に入らないのか。
いや、逆か。
よほど気に入っているのか。
まったくヤツのすることは理解不能だ・・。

などと言いつつ

ハチのやりたい放題の傍若無人っぷりにちっとも腹がたたず
それどころか
そんなハチにデレデレと目尻をさげ
まくっている私の飼い主バカっぶりも
他人から見ればさぞ理解不能なのだろうな、と思う今日この頃。

ところで傍ら(かたわら)に人無きが若し(ごとし)、と書いて
傍若無人(ぼうじゃくぶじん)と読む。
ということは
ハチの場合はちょっとあてはまらないかもしれない。
ヤツのいたずらは傍らに人がいる時により積極的になる。
ひどい時には
自分に関心を向けさせたあげく
〈ホラホラ、こーんなすごいいたずらだってしちゃうんだもーん〉
とでも言いたげな瞳で
人の目をのぞきこむようにしながら
バリバリと(してはいけない、と何度も怒られている場所で)爪磨ぎをしたりする。
人に見せて、怒らせてナンボ、の精神らしく
人がいないかのように無礼に振舞う、のではなく
ハチにかぎっては逆に人が見ている時のように無礼に、なので
ヤツの場合は傍若有人(?)、といったところか。

話は変わるが
今日は本当にすてきな踊りを拝見させていただいて帰ってきた。
いい踊りを観たあとは心が浄化されたような気持ちになる。
感謝。

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天使、再び。

d27b8720.jpgお弟子さんのIさんのお嬢様二人が再びお稽古場に来訪
今日は私も一緒に記念写真を撮らせてもらいました。

前回よりうーんと上手にご挨拶ができるようになってた二人。
屈託ない二人を見てると
あんまり可愛くて
おねえちゃんには桃色の着物
ちびちゃんの方には菜の花色の着物を着せて
《菊づくし》踊らせてみたいなぁ・・
めちゃめちゃ可愛いだろうなぁ・・
などと勝手にいろいろと想像(妄想?)してしまいます

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ハチのテレビ鑑賞。

84c7e338.jpgしっぽがハート型に見える
舞踊家の家のネコのくせに
日本舞踊の画面には興味を示さない

ところでハチは
私が台詞の稽古をすると一緒になっておたけびをあげる。
聞くに堪えない、という抗議のつもりなのか
はたまた稽古に付き合ってやってるつもりなのか。
ちなみに
振りの確認のためにリビングで軽く流しながら踊ったりすると
に甘噛みしてきて
そのまま噛みっぱなしの状態で
お得意のネコキックをするか
ほぼモップ状態でつきまとうか
どちらかがヤツの行動パターン。

何を考えているのやら・・

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命日。

今日は母の命日。
けっしてベタベタの母娘ではなかったが
母の死に関しては
亡くなってから10年以上たった今でも
言葉にしようのない複雑な思いがある。
ふえるわかめちゃんじゃないけど
いったん溶解すると
どんどん量がふえて収められなくなるので
いつもは心の隅で凝固させている。
年を取れば取るほど
望むと望まざるとにかかわらず
自分の中に母のDNAの存在を感じる機会が増える。
その存在が
誇らしかったり疎ましかったり。
母という人の一生を思い返すと
母の内にあっただろう喜びや哀しみを
私はどれほど知っていたのだろうと思う。
私の中で渦巻ていたり石灰化したりしたさまざまな感情を母が理解しなかったように
私も母の心の奥の奥までのぞきみることは最後までなかったし
当時の私ではできなかったと思う。

それでも私は
あの母から生まれたのだ。
彼女を母として思い出すことのできる娘という存在は
これまでも
これからもずっと永遠に
私だけだ。

二度と逢うことのできない母に
溶けだした思いにおぼれそうになりながら
心の内で何度も巡り会う日。

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降られた、降られたー。

昨日はお弟子さんのNさんと3件ほど呉服屋さんをまわったのですが
ちょうど私達が出歩いていた3時間の間
ものすごい雨に見舞われました
1件目の店を出たあたりから空が真っ暗になり
2件目に着く頃には雷を伴ったどしゃぶり。
2件目から3件目に移動する頃は
みぞれまじりの大雨。
3件目を出てお茶を飲んで帰る頃にやっと雨があがりました。

つまりちょうど二人でウロウロしていた間に合わせてくれたかのように
きっちり3時間降ってくれたわけです。
自慢じゃありませんが
私はこれでもかこれでもかというくらいの雨女
まいったなーと思っていたら
なんとNさんも雨女ということ

それじゃ嵐にもなるよね・・。

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ひとひら。

電車で向かいの席に座って本を読まれている女性の髪に
桜の花びらがひとひらついている。
教えてさしあげるのが親切なのかもしれないが
春らしいハプニングがなんとなく微笑ましくて
黙って電車を降りた。

私用で地方にいる。
人通りのない暮れはじめの城下町
桜は今が満開。

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復活!&歌舞伎座終了!

d212b846.jpgパソコンのハブの調子が悪かったのですが
今日やっと復活
ご心配おかけしました
で、復活後最初の話題は
歌舞伎座公演が無事終了したこと。
本当にたくさん勉強させていただきましたし
このような公演に
私のような若輩者が出演させていただけたこと
それがどれほど幸せなことか
どれだけたくさんの人達に感謝しなければならないか
忘れずにいようと思います。

昼の部終了後、歌舞伎座前で。

ところでアレグレットの飼い主さん、無事復活しました。
いろいろありがとうございました

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