最近なんだかやたら忙しい日が続いている。
踊ったあとの筋肉のクールダウンのためにエア・サロンパスは必帯。
整体の先生にも以前にも増してお世話になっている。
舞踊家は体が資本だが
私くらいの年代になると
腰や膝などに多少の故障があってもそうめずらしくもなく
あたりまえみたいになってしまっている。
だからこそ
その資本のメンテナンスも仕事のうち、という意識が強い。
私は以前体を壊し
三ヶ月程全く踊れない時期があった(この時も整体の先生に大変お世話になった。
またスポーツトレーナーの先生には筋力を落とさないための自宅でできる筋力アップ体操のメニューを作ってもらった)。
肉体的のみならず精神的にも(私なりには)かなりシンドイ三ヶ月だったが
復帰して最初の舞台で
ある先生に言っていただいた言葉が忘れられない。
《舞踊家は一度体を壊すと用心することを覚える。
体が資本の仕事をしているのだから、それも大切なこと。
怪我や病気もそういう意味では悪いことばかりじゃないんだよ。》
以前大病をなさった経験がおありになる先生(そしてその後、以前にも増してすばらしいご活躍をなさっている)の言葉だけに
復帰できてよかったね、という言葉以上に重く、胸が熱くなった。
人目がなければわんわん泣いていたと思う。
(未熟ながらも今の自分に精一杯の)いい踊りを踊るために
いい体の状態を保ち続ける努力は
舞踊家としての責任、と考えて
あー膝痛い、腰痛い、とブツブツぼやきながら
今日もまた
エア・サロンパスを吹き付け
せっせと整体に通いつづけている。
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