今年も梅雨の季節がやってきた。
ということはつまり私にとっては
傘を何本なくすか知れたもんじゃない季節、ということだ。
切符、バレッタ、はずした指輪など
私には《その後どこに置いたかまったく記憶にない》というパターンになるものがたくさんあるが
傘はそのサイたるもので
途中から雨がやんだ時などは特に
朝持って出た傘とともに無事に帰宅する、などというのは奇跡に近い(ちっとも自慢じゃないが)。
そんな無駄に傘代がかかるうっとーしー季節ではあるが(←なんだか自分のいいかげんさへの反省が全く感じられない文面ですね・・)
なぜか雨の降る夜は
一年中眠りの浅い私が比較的熟睡できることが多く
そういう意味では貴重なシーズンと言えなくもない。
外は嵐でも自分は安全で心地のいい空間にいる、という妙な安心感のせいなのか
とにかく
雨の音が強ければ強いほど
落ち着いて眠ることができる。
そう言えばスヌーピーのキャラクターの中に
ライナスという、自分が赤ちゃんの頃から使っていた毛布を肌身はなさず抱きかかえている少年がいる。
《セーフティ・ブランケット》というそうで
直訳すると《安全毛布》だが
それさえ持っていれば絶対の安心感を得られるアイテム、の意味なのだろうと解釈している。
私の場合はさしずめセーフティ・レイン、またはセーフティ・ストームといったところか。
心の平安をくれる夜の雨なのだから
雨につきものの傘のことも
少しは大事にしなくては、と常々思ってはいるのだが。
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