2008年 1月 の投稿一覧

リューバ展。

f9a2b4d4.jpg日本舞踊協会東京支部機関誌《大江戸かわら版》の
城南ブロックの編集委員をさせていただいているのですが
今年は『地球温暖化と日本舞踊』というテーマで記事を書かせていただきました。
それで、というわけでもないのですが
丸ビルで開催されている《リューバ展》に興味をそそられ行ってきました。
リューバというのは
温暖化の影響で溶けだした北極圏の永久凍土から発見されたベビーマンモスの名前。
ロシア語で愛、とか恋、の意味だそうで
つまり日本語で言えば《愛ちゃん》になるとのこと。。

3万7千年前のマンモスの赤ちゃんが
ほとんど無傷のまま発見された、というのは奇跡としかいいようがありませんが(実際間近で見ても、まるで昨日まで生存していた赤ちゃん象の亡骸のようでした)
3万7千年もの間沈黙を守っていた永久凍土が悲鳴をあげて崩れ始めている現実は
単純に奇跡として喜んでばかりもいられないのかもしれません。
リューバというのはベビーマンモスの名前、というだけでなく
満身創痍の地球からのメッセージが込められた言葉のような気がしました・・なんて
これじゃまるで優等生気取りの小学生の作文みたいですが

新春舞踊大会。

0ade0e87.jpg1月9日の新春舞踊大会で踊らせていただいた《北州》で
大会賞、並びに日本芸能実演家団体協議会奨励賞をいただきました。

たくさんの方達に支えられて受賞することができた大会賞です。
感謝の気持ちでいっぱいです。

マメ君とみかんちゃん。

43c28cc5.jpg前々回のブログでみかんの話題が出たが
ハチがうちにやってくる何年か前
我が家には《みかん》という名前のハムスターがいた。
さらにみかんちゃんの前には
《まめたろう》というハムスター。
マメ君もみかんちゃんも天寿をまっとうして亡くなったが
どちらも私がそばにいない間に旅立っていった。
ハムスターは犬や猫と違って
人に慣れることはあってもなつくことはない、という。

掌にちょこんと座って
視力が弱くほとんど見えてない、と言われるウルウルクリクリの真っ黒な瞳で
小首をかしげてじっと見つめてくるマメ君、みかんちゃんは
きゅぅぅぅ~っと抱き締めたくなるほど可愛かった(ハチとちがって本当にきゅ~っと抱き締めたらちっちゃすぎて握りつぶしちゃいそうなので程々にしていたが)。
だから
たった2、3年程しか一緒に過ごせなかった二匹だが
亡くなった時には悲しくて寂しくて
しばらく身の置きどころがなかった。

ところで
ハチがこのまま天寿をまっとうするまで元気でいてくれるようなら
だいたい私とは20年程一緒にいることになる。
ペットを飼っている方ならご理解いただけると思うが
そんなハチを見送る日のことを考えると
今からゾッとしてしまう。

ペットを飼った以上
そのペットの最期をきちんとみとってやるのも飼い主の責任だ、というのも
十分わかっている。
いつか必ず来る別れだが
飼い主の勝手な思い込みと自己満足で言わせてもらえるなら
せめてその別れ方を最高のものにしたい、と思う。
ハチが旅立つ最後のその瞬間まで
《愛情過多でうっとーしー飼い主だったけど、俺、そこそこ幸せだったな~》と
のほほんと思えるような一生にしてあげたいし
そうやって逝ってくれるなら
辛い別れも飼い主みょうりにつきる別れになる、と
ただただ
たぶん耐えがたいであろう寂しさや喪失感と折り合いをつけたいがために
勝手に思っている。

ところでマメ君やみかんちゃんはちっちゃすぎて
逆に言えば彼らにとっては守るべき対象物が大きすぎて
あちらに旅立ったのち私の守り神(?)になるのは何かと大変なのではないかと思う。
乙女チックなことを言う年でも柄でもないし
私の考える宗教感とは別個のものとしてあえて言うのだが
そんなちっちゃすぎる二匹だから
守ってくれる程の力はないまでも
ちっちゃな背中にちっちゃな羽根をつけて
(ちっちゃな脳みそだから)《なんかこの人知ってる気がする~》くらいの認識で私をとらえ
ボケボケの私のことを心配そうに見つめながら
肩のあたりをプクプクと飛んでてくれたりすると
うれしいなぁ・・などと思ったりする。

春はそこまで。

c245b72f.jpg近所の神社で梅の花が咲き始めました。

風はまだまだ冷たいけど
春はそこまでやってきているようです。

これは何でしょう?

8405de2f.jpg答え・・和菓子にも見えますが、実はみかんです。
お弟子さんのKさんがお稽古場に持ってきてくれました。
《ひなの里》と書かれた袋に一つ一つ丁寧に包まれたみかんは
まるで過保護なくらい可愛がられて育った深窓の令嬢のよう。
皮をむいてる最中から絶対に甘くておいしい、というのが容易に想像できました。
そして実際に食べてみると
そんな想像を裏切らないどころか
ぶっちぎりでしのぐくらいおいしかったです~。
ごちそうさまでした!!

切札。

そんなことが切札だと思っていたのか
そんなことを切札として後生大事にかかえていたのか
その程度のことが切札になると思われていたことに
それほど単純な人間と思われていたことに
愕然とする。

セピア・ツーショット。

92dc1a44.jpg新年に入ってやたらハチの話題ばかりで恐縮なんですが
携帯のカメラをセピアモードにしていたわけでもないのに
ハチとの不思議な写真が撮れちゃったので
載せてみました。

城南ブロック新年会。

dcc06826.jpg今年は福引、なぁんにも当たりませんでした~。

でもアメ細工や紙切りのアトラクションもあり
楽しい時間を過ごさせていただきました!!

早春。

859d4102.jpgお弟子さんのSさんにいただいたヒヤシンスが花開きはじめました。
南向きの部屋の窓辺に置いているのですが
その部屋のドアを開けると
フワッと甘い香りが広がってきます。
ここ2、3日
記録的な寒さが続いてますが
我が家には少しあわてんぼの春が訪れています。

舟。

ゆらゆらと
波の間を
たよりなげに
漂う。

もしかして
このまま
岸に着くことはないのかしら、と
心の置きどころを
手さぐりする。

ハチのライバル。

011d09a8.jpg先日若柳公子さんが遊びにきた時のハチとのツーショット。
めずらしく見つめあう(にらみあう?)一人と一匹。
以前も書いたのですが
もしかして本当は犬なのではないか、と疑ってしまうくらい人なつっこいハチが
なぜかいつも公子さんにだけはケンカゴシ。
なぜだろう、と思っていたのですが
ついにその原因が判明。
どうやらハチは公子さんのことを
自分の縄張りを荒らすオスネコと思い込んでいるらしいのです。
その証拠に
家に入ってきた公子さんに訳もなくさんざんネコパンチをお見舞いしたのち
なんと自分のトイレではなく
廊下の壁にオシッコをしちゃいました。
これはオスネコがライバルのネコに自分のテリトリーを知らしめるためにする《マーキング》という行為なのでは!?
ハチは赤ちゃんの頃から我が家で一匹飼いをされているので
家中が自分の縄張りだということにみじんの疑いも持たず
いつもご満悦顔で
好きな時に好きな場所を好きなだけ探検しているのですが
そこに公子さんが現れると
なぜかそのご満悦気分にザワザワとそこはかとない陰がさし
さらにムクムクとオスネコとしての闘争心が沸いてくるみたいです。
これはどう見ても
公子さんを人間ではなく
自分と同じオスネコと思い込んでいるとしか考えられません。
そういうことか、と納得すると
この一人と一匹の縄張り争い(?)が
ますます楽しみになってきたりします~。

国立劇場の舞台終了。

95002165.jpg舞台終了後、お弟子さん達と(写真撮れなかった人、ごめんなさい)。

おいでいただいた皆さま
本当にありがとうございました。

襲撃5秒前。

0cd22929.jpgチビハチと比べると
ハチが怪獣に見える。
もちろん
ハチお得意のネコパンチで襲撃される前に
安全な場所にチビハチを移動。
あぶない、あぶない・・。

チビハチ。

1c735ee8.jpg

お弟子さんのYさんにいただいた陶器のハチ。
チビッコでかわいいのですが
本家のハチの前に置くと
必ずネコバンチを見舞われる宿命をしょってるみたいです。
この写真のシャッターを押した直後にも
1メーター程吹っ飛ばされ
あわてて避難させました。
 
 

新年。

acbb94c4.jpgあけましておめでとうございます。
ハチともども今年もよろしくお願い申し上げます。

新年早々の舞台は1月9日の国立劇場。
清元の《北州》を踊らせていただきます。