2011年 7月 の投稿一覧

子供教室だより。

6807afd6.jpg今日はSちゃんがお休み。
AちゃんとチビAちゃんのAAコンビでお稽古でした(^O^)。
色白のAちゃんは水泳で少し日焼けしてます。
チビAちゃんはおニューの浴衣と帯。
ところでAちゃんから聞いたのですが
最近の子供達は日焼け止めをちゃんと塗るらしいですね~。
私が子供の頃は
夏休み、闇夜のカラス並に日焼けしている子がたくさんいたものですが
近頃は子供と言えども
女たるもの日焼け対策をする時代。
オゾン層の破壊とかで
ウン十年前とは環境が違う、ということもあるかもしれませんが
本当にこの頃の子供達は皆ソフィスティケイトされてますp(^^)q。
真っ黒になるまで日焼けしないでいてくれるおかげで
夏でもちゃんと浴衣が似合っています。
もっとも
うんと日焼けした子供の浴衣、というのも
それはそれで可愛いんですけどね(^O^)。

落ち着きました。

5ffdaaaa.jpg少しオーバーに言えば
夜寝るためと、朝食事をするための間だけ在宅していた新作公演の稽古期間中
ハチが早朝やたら大声で鳴きまくっていた。

ハチが大声で鳴きまくる時は
当然のことながら何か強烈に訴えたいことがある、ということだ。
まあ、たいがいは奴にとってはオオゴトでも
人間にとっては「何もそこまで・・」という類いのことで
たいていは
「ウンチしたの、ウンチしたの、トイレ今すぐ綺麗にして~(ビロウな話ですみません)」 か、
「お腹すいたの、お腹すいたの、我慢できないの、今すぐご飯ちょうだい~」のどちらかだ。
ネコにとっての一分は人間のそれよりうんと長いのだろうから
どんなに疲れていても
ハチが鳴きだしたらとりあえず飛び起きて
餌とトイレをチェックするのが
ほぼ条件反射みたいになっている。
甘々と言われそうだが
つまりそれくらいハチが強く鳴く、というのは珍しいことで
夜中寝ている私のお腹の上に「わーい(^O^)!」という感じでダイビングしたり
顔をグイグイ押し倒したりして
まさに傍若無人にたたき起こし
その時その時の自分の気分にあった寝場所(私の顔の真横だったり、腕枕だったり、足元だったり・・)を確保するのが奴の楽しみの一つではあるらしいが
普段はとろけそうな甘えた声(←女性としては見習いたいくらいの甘さ。たいがいのおねだりは叶えられると思う・・。)で鳴くパターン以外、あまり鳴かない奴なのだ。
だから早朝からあまりに強く鳴き続けると
「何事か!」と飛び起きてしまうのだ。

で、話を元に戻し
新作公演の間
ハチは毎朝のようにこの『何か訴えたいことがある強い鳴き方』を披露してくれて
私も疲労困憊の中、毎朝のように「何事か!」 と飛び起きて
トイレとご飯をチェックしたのだが・・。
どちらもハチのご機嫌を損ねる状態ではないのが常で
最初は意味がわからなかった。
ある日「大丈夫じゃん、どうしたの、ハチ?」と聞くと
気のせいかハチがニヤリとほくそ笑んだように感じた(ホントなんです、ホントにそう感じたんですぅぅ)。
いまさら寝直すともう起きられない危険があるので
しょうがなくそのまま予定より2時間も早く起きて
ポーっとしながらコーヒーなど飲みはじめると
ハチはピタリと鳴くのをやめ
満足そうに私の横で寝そべってゴロゴロと喉を鳴らしはじめた。

そこで初めて気づいた。
ハチはただ起こすために私を起こし
朝の時間を一緒に過ごしたかったのだ(なーんてまた飼い主バカの希望的観測だが)。
その証拠に
新作公演が終わってここ何日か少しは在宅できるようになったとたん
奴の早朝大鳴きコールはきれいさっぱりなくなった。

忙しい時ほど睡眠時間は確保したいものだが
人間の都合など関係なく、忙しかろうが暇だろうが自分と過ごす時間はちゃんととっていただきます!という俺様キャラが
ネコの最もネコらしいところ。
いつもはいろんな意味で『限りなくイヌに近いネコ』と言われているハチだが
今回ほどハチのネコらしいわがまま(?)が愛おしかったことはない。
例によって飼い主バカ全開のつぶやきだが
すっかり落ち着いたハチを見ながらそう思った。

子供教室だより。

3b154f1b.jpgさて問題です。
写真の中に一匹だけ本物の犬がいます。どこでしょう?
答え・・真ん中のチビAちゃんが抱いているのが、チビAちゃんちのヨークシャーテリア・ボンボンちゃん。
今日はこっそり稽古場に遊びにきてくれました。
今日はたまたまAちゃんとSちゃんも浴衣を着た可愛いぬいぐるみ(ダッフィーとダッフィーのガールフレンドのシェリー・メイ、あと名前忘れちゃったけどうさぎちゃんも!)を持ってきてて
いつもの可愛い三人娘に加えて
三匹(?)の可愛いぬいぐるみに
一匹の可愛いワンちゃんと
合計七人の可愛いものづくしに
大人達は卒倒しそうでした。

子供というのは覚えるのも驚異的に早いものですが
一度覚えたものは中々忘れないらしく
久々のお稽古にもかかわらず
三人ともお稽古した踊りをよく覚えていました(^O^)!!

遅れてやってきました。

年をとると、身体の疲れや痛みが事が終わってしばらくしてから出る、とよく言われますが・・。
今回ちょっと実感。
『かぐや』千秋楽の翌日も稽古やらなんやらでバタバタと過ごし
「疲れてると思ってたけど私ってまだまだ結構体力あるじゃん~」
と一人悦にいっていたのですが・・。
来ました、来ました、翌々日!!
『遅れてやってきた疲労困憊』で
朝ベッドから起き上がるのに一苦労でした。
疲れを自覚するのに時差があり
それを元に戻すためのメンテナンスにも時間と手間がかかる。
これがピッチピチの若い頃との違い!!

『かぐや』終了。

0ba77855.jpg四日間にわたって国立劇場小劇場で開催された日本舞踊協会第3回新作公演『かぐや』の舞台が無事終了しました。
いろんなことを勉強させていただいた舞台でした。
おいでくださった皆様、本当にありがとうございました。
更新が久々になってしまいすみません。
私のメインの役は「砂嵐の精」。ダブルキャストで、私は月組でした。写真は竹組の藤蔭Sさん。
「砂嵐の精」は怪しく、妖艶で、得体の知れないまがまがしさをはらんだ、という設定。
藤蔭Sさんと知恵を出し合い、日々研究・工夫をしながらの舞台でした。
余談ですが、とても聡明なのにホンワカとした優しいオーラのあるSさんは楽屋の癒し的存在でした(^O^)。

『かぐや』打ち上げ。

729d5ab4.jpgお馴染み花柳智寿彦さんも出演してました。
軍勢の踊りや、かぐや姫が初めて舞台に登場する場面などで、いつものキレのいい踊りを披露し、大活躍してました。
ちょっと切れちゃいましたが、右端に写っているのが藤間Sさん。
皆で稽古や本番の前に必ずストレッチ体操をやるのですが
笑顔と大きな声で溜まってきた皆の疲れを吹き飛ばしてくれたのが、そのストレッチ体操のリーダー、Sさんでした(^O^)。
それにしても、私、顔パンパンですね・・。
疲れきって夜11時頃に帰宅し、そのあと食事をする、という生活を一ヶ月続けたせいで、2㎏も太っちゃいました・・。

永遠の片思い。

私がどれほど君を愛しているか、なんて
きっと君自身は
想像したこともないんだろうな。

君はただひたすら私に愛されているけど
それはつまりそれだけのことで
愛されることに感謝する、とか
守られていることに喜びを感じる、とか
そんなことは
君の『生きる』範疇には入ってないんだよね、たぶん。

生まれたばかりの赤ん坊のように
君の命はただ君の命というだけで
君の大切な『何か』に無条件で愛される、ということを
君はちゃんと知っている。

何年たっても
君はいつまでも空に一番近い無垢な魂そのもので
生きることと『何か』に愛されることはイコールなんだということを
一秒ごとの呼吸のように
当たり前にわかっている。

だから

いいんだ、君はそのままで。

『取り引き』と紙一重の臆病な『感謝』で
安っぽい愛を転がしている人間の気持ちになど
これっぽっちも思いをはせない君のままで。

昼下がりのけだるい電車で
一駅の間隣り合わせたワケアリ顔の乗客に注ぐ視線のように
わずかばかりの縁と
大いなる無関心を
小さな両手ににぎりしめて
君はそのまま
君でいることを身体いっぱいで楽しみながら
ただただ生きていてくれればいい。

そんな君を愛していられることが
私にはわけもなく誇らしい。

少しせつなくて
とても素敵な片思いをさせてくれる君という存在を
私はこれからも
ずっとずっと

ずっと

愛しているよ。