11月2日、明治神宮秋季例大祭にて、長唄【外記猿】、を奉納させていただきました。
快晴の中、社殿の前に設けられた神前舞台で、神様に向かって踊らせていただく【外記猿】。
身の引き締まる思いと、ただただひたすらの感謝の念。
ますますの精進を誓った忘れられない一日となりました。
客殿をお借りして支度をしたのち、祝詞をあげていただくために社殿に移動。
玉串を奉納し、祝詞をあげていただいたのち、控室となる幔幕で囲まれたスペースで出番を待ちます。
アナウンスが入り、幔幕を出て、長いうすべり(花道)を歩いて神前舞台へ。
神前舞台の階段を上がり
神様に礼をしたら、長唄の演奏が始まります。舞台下手にスタンバイ。劇場の舞台なら見えない部分です。
神様の御前、日の光と木々の緑の中で踊らせていただきました。
劇場なら見えない、舞台後見座での表情。自分でも初めて見る自分の顔です。
「稽古しよう。」「進めば進むだけ痛感する自分の未熟さを乗り越えるための近道はない。ただひたすらに稽古しよう。真摯に踊りと、自分と向き合おう。」
当たり前・今更のようなシンプルな気持ちが、胸を突き上げてきました。
すべてに感謝。
最近のコメント