2013年 6月 の投稿一覧

ハチの、ハチの帯がぁぁぁぁ!!

06

出来上がってきましたぁぁぁぁぁぁ\(^-^)/\(^-^)/\(^-^)/\(^-^)/!!
きゃー\(^-^)/\(^-^)/\(^-^)/\(^-^)/!!

写真を見ると
帯のハチ、実際のハチともに扇の要の部分が左にきていますが
これは別にハチが左利き、というわけではありません。
この扇は踊りを教える側、つまり私の扇で
ハチはそれに近寄ってきて「僕も踊りたい」と訴えている、というストーリーがちゃんとあるそうです。
なので作品名が「僕も踊りたい」。
そう言えば私が一人でお稽古している時
たまにハチがツツツッと寄ってきてじっと私を見上げていることがあります。
そんな時のハチはまさに帯の絵のような表情。
ハチは「僕も踊りたいから教えて」と訴えてたんですねー。
ハチのふとした表情を捉えていたYさんには脱帽です。
お稽古の合間、出来上がった帯を広げて、ハチがそれに寄ってきた時は
私と帯を制作してくれた弟子のYさん、お稽古が終わったばかりの寺島さんの三人で、きゃーきゃー言いながらの大撮影会になっちゃいました。

Yさん、並びに着物工房アトリエ翔の皆様、本当にありがとうございました!!
大切に大切に使わせていただきますね!

いつまでも描きかけの絵のように

これでいいと思う

もうこれが精一杯と思って眠りにつく

そのあさはかで拙いまどろみから

私は何度でも気づき

何度でも目覚めていこう

いつまでも描きかけの絵のように

永遠の未完成に一色、もう一色と重ねて

迷い続ける、探し続ける心を

憐れみながら

愛おしみながら

翠の会・子供クラス。

fb106563.jpgチビAちゃんがお休み。
SちゃんとAちゃんの同級生コンビの日でした。
今日は私服ではなく、浴衣姿で一枚。
撮った写真を見てつくづく思ったのですが
初めて会った頃のチビッコのイメージはもうないですねー。
すっかりお姉さんになった二人です。

またまたまた『アトリエ翔』。

弟子のYさんお勤めの着物染色工房『アトリエ翔』のブログに
ハチの帯の制作工程を掲載してくださってます。
ぜひご覧ください。
人様のブログで「ハチの」「ハチが」と、ハチの名前が出てくると
なんだかもうそれだけでウルウルしてしまします(T_T)。
飼い主バカもここに極まれりですが。

ところで『アトリエ翔』のブログには、ほかにも着物に関する楽しいお話がいっぱい。
ブログの主・アトリエの社長さんの江戸っ子口調も小気味よく
笑って読んでいるうちに「着物って思っていたよりも自由で面白い!」と感じられるかも。
『アトリエ翔』のブログはこちらから。
↓ ↓ ↓
http://kimono-culb.at.webry.info/

いつか。

私よりも魂が上等だから

君は君が好きな人にではなく

君のことを好きで仕方がない、可哀想で可愛い私という隣人の胸の真ん中に

何にも穢されず

何にも迷わない

君の一瞬一瞬の命の煌めきを

毎日毎日全身全霊で刻み込んでくる。

きっとそれは私にとって

いつか

できるだけ

できるだけ

遠い未来

世界で一番大切で

どうしようもなくせつない君の置き土産になるんだろう。

つかずはなれず。

944ca05b.jpg

天敵・寺島嬢にもだいぶ慣れた(?)ハチ。
慣れるけどなつかない、寄り添うけど甘えない。
いつもは『かぎりなく犬に近い猫』と言われているベッタリ系甘えんぼハチの、誠に猫らしい一面(^-^)。

モンスター。

雨降りの朝のラッシュアワー、
地下鉄乗り場に続く駅の下り階段、
立錘の余地もない上に蒸し蒸しとした湿気の多い空気の中、
それでも皆ちゃんと並んで順番に階段を降りている。
が、それにしても歩みが遅すぎる。
と言うよりほぼ停止に近い
なぜだろう?と思い、ひょいと前方をのぞいてみたら
少し先の階段の途中で
若い母親とおぼしき女性が
自分の子供らしきヨチヨチ歩きくらいの幼児に
「ほらほら、ちゃんと手すりをつかんで、一段ずつあわてないで降りるのよ~。」などと言いながら階段の降り方のトレーニングをしていた。

なんだかぞっとした。

あきらかに苛ついている周りの人(特にスーツを着た出勤途中のビジネスマン風の男性達!)の殺気だったオーラを微塵も感じることなく、あるいはまったく無視して
あろうこてか「【混んでるから】気をつけて~」という台詞まで吐きながら
ぎゅうぎゅう詰めの人の流れを止めて娘を教育する母親。
今何をすべきか、すべきでないか、公共のルールやマナーにまったく無頓着な母親。
彼女自身がどんな人間であろうと、(ちょっと乱暴な言い方をすれば)知ったことではない。
残念ながらその母親のような人はごまんといる。
私だって似たようなものだ。
その母親がどんな価値観を持ってどのような生き方をしようが
自分で責任を負えばいいだけのことだろう。
が、その時その状況でそんな行動をした場合
万一何かのきっかけで周りの人の我慢と理性の糸か切れてしまった時(そんな状況もいかがなものかとは思うが)
一番危険にさらされるのはまだ自身の判断力も持たない、歩くのもおぼつかないその幼児ではないのか。
私には我が子をわざと車道に押し出す母親のようにしか見えなかった。
案の定、その親子が階段の一番下に着くか着かないかのタイミングで
しびれを切らした乗客達が母親に体当たりするような(実際当たっていた人もいたような?)勢いで親子を追い抜いていった。
人の流れに従って私も押されるようにそこを過ぎたのでちゃんとは確認できなかったが
かろうじて押し寄せる人の荒波からのがれたのであろうその親子の、最後に聞こえた声は「よくできたわね~、○○ちゃん」だった。

ふと
モンスターマザーという言葉が頭をよぎった。


翠の会・子供クラス。

25a05ffd.jpg本日もSちゃんとチビAちゃんの従姉コンビの日。

休憩時間にサンタクロースの話になったのですが
Sちゃんのところにやって来るサンタさんは、コーヒーを置いておくとちゃんと飲み干して、かわりに白いお髭を残していくとか
チビAちゃんはトナカイさんのために器にミルクを置いておくとか
愛がいっぱいのエピソードが満載でした。

おしゃれな二人の今日のファッションはこちら。

可哀想なのは。

誰かが捨てた「君」という名の幸せを

めぐりめぐって拾ったのは私。

可哀想なのは捨てられた君じゃない。

幸せを手放した誰かさん。

おかげて

射るような白い夏の光が

おだやかなオレンジ色に変わりはじめたあの秋の日

手のひらほどの小さな体を愛でぎゅうぎゅう詰めにしたような

世界で一番あったかい「君」という名の宝物を

私は手に入れた。