クオカードを大量に買いに、クオカード専門店に行った。
二枚ずつセットできる台紙がないかなーと思い、その旨尋ねてみた。
「二枚ずつセットできる台紙みたいなものはありませんか?有料でもかまいませんので」
すると店員さんは即答で「あー、二枚ずつのはないんですよねー」と言う。
なのであきらめて一枚ずつの台紙を用意してもらうことにした。
店員さんは用意してくれながら「雪、すごかったですねー」と話しかけてくる。
私は「そうですねー」などと相槌をうちながら、クオカード一覧(値段もデザインも豊富なんですね)をパラパラとめくっていた。
するとその中に台紙のモデルの一覧もあり、よく見ると二枚ずつセットできる台紙もしっかり載っている。
私は「あの、この台紙の取り扱いはないんですか?」と再び聞いてみた。
店員さんは「あれー?」と一声あげると奥の事務所に消えていき
しばらくするとまったく悪びれた様子もなく「ありましたよー」と言いながら台紙を手に戻ってきた。
そして結局彼女のその「何事もなかったかのように悪びれない」対応は
私が精算を済ませて店を出るまで変わることはなかった。
ささいなこと、と言えばささいなことなのだが
少なくともその店員さんは
『初めて来店した客でも容易に知ることができる程度の情報・知識、ということは専門店の店員として当然知っておくべきレベルの情報を知らなかった』
さらに『客から聞かれたその情報・知識について確認をする、という努力と手間隙を怠り』
結果『客に間違った情報を与えてしまった』のだから
「申し訳ありませんでした」「失礼しました」の一言があってもいいのではないか、と思う。
結果当初の目当てのものは手に入ったのだからいい、と言えばいいのたが
『結果が変わらないのだからいい』とか『ささいなことだからいい』とか
自分にとっての事の影響を判断するのは客側の問題であって
客がその事を気にせずスルーしようが、逆に大騒ぎしようが
商品を取り扱う側のプロの気構えとして、まずは詫びの言葉が出てくるものではないか。
今どきはやらない、重箱の隅をつつくような話、とは思うが
なんだかとても気分の悪い買い物だった。
自分の仕事に責任とプライドを持つって大事だなー、などと
大げさなことまで考えてしまった。
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