誰かが捨てた「君」という名の幸せを
めぐりめぐって拾ったのは私。
可哀想なのは捨てられた君じゃない。
幸せを手放した誰かさん。
おかげて
射るような白い夏の光が
おだやかなオレンジ色に変わりはじめたあの秋の日
手のひらほどの小さな体を愛でぎゅうぎゅう詰めにしたような
世界で一番あったかい「君」という名の宝物を
私は手に入れた。
誰かが捨てた「君」という名の幸せを
めぐりめぐって拾ったのは私。
可哀想なのは捨てられた君じゃない。
幸せを手放した誰かさん。
おかげて
射るような白い夏の光が
おだやかなオレンジ色に変わりはじめたあの秋の日
手のひらほどの小さな体を愛でぎゅうぎゅう詰めにしたような
世界で一番あったかい「君」という名の宝物を
私は手に入れた。
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