2009年 4月 13日の投稿一覧

ありがとう。

また会えたね。

ずっとずっと昔もきっと会っていたのだろうけど

君はまた会いにきてくれたね。

迷わずに
まっすぐに
得意満面のご自慢顔で
大空からの月面宙返りを披露しながら
私という着地点をめざして
ふわりふわりと舞い降りてきてくれたのか

それとも

いっぱい迷って
たくさん苦労して
あの手この手の手段と取引をひねりだし
私には見えない何かと、誰かとかけあって
やっとやっとたどり着いてくれたのか

だから

たまらなくなつかしくて
いとおしい君にかける言葉は

また会えたね。

忘れないでいてくれて
さがしてあててくれて

ありがとう。

《吉田屋》。

歌舞伎座に歌舞伎を観に行ってきました。

お目当ては玉三郎さんと仁左衛門さんの《吉田屋》。
弟子のKさんのツテで前から4番目のど真ん中で拝見しました。

こんな至近距離でお二人を観るのは久々ですが

やはり最高です!

玉三郎さんの圧倒的な美しさはなんだかもう不思議なくらいのレベル。

秀太郎さんの女将も愛嬌があって素敵でした。
 
ところで歌舞伎を観ながら

役者や舞踊家は舞台に立った時

それがどんな役でも(たとえちょい役でもかたき役でも)

どこかお客様に愛されなくちゃいけないんだよね、と改めて感じてしまいました。

歴史を感じさせる現存の歌舞伎座のたたずまいとも
あと一年程でお別れ。