《ああなって、こうなって、そうなるにちがいない》と
起こってもいないうちからあれこれ悪いことを想像して落ち込むのが
私の困ったクセ。
実際はどうかというと
《ああなって、こうなって、そうなる》はずが
全然ちがうところにいっちゃったりするから
おもしろかったり
よけい落ち込んだり。
つまり
明日の天気や
自分が作るカレーの完成時の味程度のことはのぞいて
必要以上の筋書きは無意味ということだ。
にもかかわらず
最悪のストーリーを作り上げては一人で落ち込んでるのは
いざ本当に落ち込まなくちゃいけなくなった(?)時のために
なるべく落ち込みへの免疫を作っておこうとする
なんともセコイかつ幼稚な計算からではないかと思う。
何かアクシデントに見舞われた時の
正面からドーンと落ち込む勇気(?)のなさ、というか。
人間なんだからあれこれ心配だってするし
他人の痛みや立場を思いやる想像力は絶対に必要なこと。
が
最悪のストーリーを回避するための備えや努力に結び付くシミュレーションならともかく
無意味なかさぶたを作り続けるためのシミュレーションは
臆病者のやることかもしれない。
今年こそ
この心グセをやめようと思う今日この頃。
それに
私程度の人生経験で組み立てられる筋書きなんて
たかが知れてる。
そんなに思うようには事は進まない。
たぶん幸いなことに
よくも悪くも。
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