2007年 5月 の投稿一覧
ノマディック美術館。
お台場のノマディック美術館で開催されている
グレゴリー・コルベールの《ashes and snow》に行ってきました。
最高。
なぜかたまらなくなつかしい。
命の最もプリミティブな部分を揺さぶられるような感覚。
宇宙に存在するあらゆる命をいとおしみ
その命と同化する愉悦感は
《祈り》と同義語なのかもしれません。
訃報。
23日、家元先生が亡くなられた。
今日が密葬。
朝から泣いているような雨が降り続いている。
バディ君。
私が以前住んでいた街にある薬局屋さんのアイドル犬、
バディ君です。
アメリカン・ピット・ブルの10才の男の子。
今日久しぶりに再会しました。
相変わらずかわいぃぃぃぃぃぃ。
見かけはちょっと恐そうだけど(って言うか人面犬!?)
めちゃめちゃ甘えんぼ。
久々に私に会うというので
昨日お風呂に入ってきたそうな。
石けんのいい匂いがしたおめかしバディ君
いっぱい遊んで
いっぱいイタズラして
泥だらけになってたって
大好ききだよ。
隣の芝生。
隣の芝生は青く見える、と言うが
〈うちより青くていいなぁ~〉と羨んだり羨まれたりしているうちがハナだと思う。
芝生をより青く育てるための
その家その家それぞれの努力や苦労などは
外からは窺い知ることができないものだし
また多少なりとも知ることができたところで
理解できるものでもないだろう。
理解できない部分を都合のいい憶測と偏見で埋め
トンチンカンなジャッジメントを押しつけられるのは不愉快極まりない。
隣の芝生の青さの理由を探ろうとも思わないし
我が家の貧しい芝生がいささかなりとも青く見える瞬間があったにしても
その青さのために払う犠牲や努力を理解してほしいとも思わない。
言いたいのは
理解できないことを理解できないまま置いておく程度の礼儀と謙虚さを
持っていたいということだ。
人の生き方はそれぞれ。
自分とは違う生き方を
自分の生き方から得た価値観のみでジャッジしたあげく
そのジャッジメントを携えてドカドカと隣人の芝生に立ち入ってくるあの厚顔さはどこからくるのか。
だからどれほど近くても永遠に〈隣人〉で〈友人〉にはなれないのかもしれない。
〈バッチギ〉。
若柳公子さんと〈バッチギ〉特別試写会に行ってきました。
出演者や監督の舞台挨拶あり
オーケストラによる主題歌の生演奏あり、の
贅沢なプログラム。
楽しませていただきました。
〈バッチギ〉・2。
試写会の帰り道
今世界一(?)おいしいと評判のドーナツ屋さん〈クリスピークリーム〉に寄ってきました。
一時間並ぶのが普通、とのことでしたが
比較的スムーズにゲット。
列に並んで待っている間
ドーナツの無料配布のサービスがあったのですが
これが出来たてでおいしい!!!
薪能。
よみうりランドの薪能に行ってきました。
羽衣、土蜘蛛など日本舞踊でも馴染みの演目が並んでいて楽しく拝見しました。
でもとにかく寒かったぁー。
若柳公子さんと。
薪能・2。
ピュンピュン。
置土産。
今は亡くなられたが生前大変お世話になった先生がいる。
当時今よりもっとふがいなかった私は
よくその先生にお叱りを受けた。
今でも、と言うか時がたてばたつほど
その先生の言葉を折々に思い出す。
《あなた自身が舞台の上で信じない世界をお客様は誰も信じないし、あなたが舞台の上で見ていない世界をお客様は誰も見ることができないのよ。》
《そんな弱い気持ちで踊っていたのではあなたの踊りが泣いてますよ。私にはそれが見えます。》
などなど数え上げたらきりがない。
当時も《ああ、全くそのとおりだな。》と思い
自分のいたらなさがくやしくて恥ずかしくて
人知れず泣いたことも一度や二度ではなかったが
時間の経過とともに
先生の言葉がより深く
またその時々でいろんな意味合いに姿を変えて
腑に落ちてくる。
先生にいただいた大切な置土産。
あの頃より私は少しは成長しているだろうか。
愛しいと・・。
清元の《流星》にも出てくる
【我がものと 思えば軽し 傘の雪】。
ハチは足が長くて顔が小さい今風のスマート猫だが
なんと体重が5キロもある。
5キロの荷物を持つとなれば〈重ーい!〉とボヤキのひとつも出そうだが
同じ5キロでもハチを抱き上げるのはちっとも重いと感じない。
【愛しいと 思えば軽し はっとりくん】。
おそまつ・・。
休みらしい休みがないまま終わったゴールデンウィークも今日まで。
丸ノ内。
今やオフィス街としてだけではなく
有名ブランド店が軒を並べ
ビジネスマン以外の人々でも賑わうプレイタウンとしても存在感が増した丸ノ内界隈を歩いてみた。
で、ちょっといい話。
歩道の石畳の継ぎ目、よくよく見るとコンクリートではなく、土。
土があることでヒートアイランド現象軽減につながるのだという。
また工事中のビルを囲うフェンスにはところどころ緑の植物がはめ込んである。
環境にやさしい工事をアピールするねらいもあるのだろうし
緑があることで工事中のエリアまでもが癒しのスポットになりえるのだろう。
つい先頃新丸ビルもオープンし
丸ノ内はあらゆるジャンルの最先端の情報が集まるおしゃれな街となりつつあるが
こんな石畳やフェンスの造り方にこそ
最もソフィスティケイトされた顔をのぞかせているような気がする。
ブルーバード。
正負の法則というのがあるらしい。
何かを得れば何かを失う。
何かで満たされている分何かで満たされない思いをかかえる。
人の一生はそういう意味では等しく平等にできている、というもの。
ならば
正と負の質やバランスはいったい誰がどのように定めるのだろうか。
正のお値段(?)、負のお値段(?)、足してみると正しくプラマイゼロになるのだろうか。
赤字だったり黒字だったりしないのだろうか。
たとえばこの幸福感の代償としてのこの喪失感、いつもいつもうまく折り合っていけるものなのか。
あまりにくだらないこの疑問の答えは
わかっている気もするけれど。
今の自分にとっての正と負とはいったい何なのだろう。