2007年 3月 の投稿一覧

舞台稽古。

今日は夜の10時過ぎから11時頃まで
歌舞伎座を使って
28日の<洛中洛外>の舞台稽古をさせていただきました。
今かかっているお芝居がはねてからなので
そんな時間になってしまうのですが
やはり一度でも本番と同じ舞台で稽古させていただけるというのは
幸せなことです。
たくさんの先生方や関係者のご尽力で
そんなお稽古ができるのだ、ということを
心しておこうと思います。

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こらー!

帆布でカバーリングする椅子を1脚購入した。

椅子として扱われたのは我が家に到着してからわずか5分だけで
すぐにハチによって
ヤツの恰好の爪磨ぎ器に任命されてしまった・・。
もともとチープな椅子を
さらにバーゲンで買ったものではあるが
それでも
ハチが見向きもしない1500円の猫用爪磨ぎ器よりは高いぞっ
でも
夢中で爪磨ぎするハチも可愛いからなぁ・・。

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〈お詫びして訂正〉。

気象庁が桜の開花予測を見誤ったとの会見があった。
前年九月以降の正時の気温をデータとして予測をするらしいのだが
そのデータそのものに間違いがあったとのこと。
桜の開花時期に合わせてイベントを組んでいたホテルなどの
困惑したインタビューが流れていた。
とは言え内容が内容だけに誤った、といっても
そんな誤りが話題になること自体
〈あーもう春なんだなぁ・・〉というホンワカした後味が残るくらいで
あまり気にもかからなかったが(この誤りで被害を被った方達には申し訳ないが)。

桜の話はともかく
最近のニュース番組を見ていると
〈先程お伝えしたニュースの中で○○というのは◎◎の誤りでした。お詫びして訂正いたします。〉というアナウンスをやたらと耳にする。
ニュースの命は〈正確に、迅速に〉ではないのか。
昨日の、さらにまちがった情報など
もはやニュースとは呼べない。
人のやることなんだからもちろん間違いはある(私など間違いだらけだ)とは思うのだが
それにしても最近この〈お詫びして訂正いたします。〉が多すぎないか。
昭和生まれの私は
〈やっぱNHKのニュースが一番信頼できる。〉と思い込んでいるところがあるのだが
そのNHKですら〈お詫びして訂正〉づいている。
昔からそうだったかなぁ・・、
こんなに〈お詫びして訂正〉オンパレードだったかなぁ・・と思う今日この頃。

ところで舞台
は〈お詫びして訂正〉ができない。
できたらどんなにいいだろう、と思うことはたびたびあるが。
同じ舞台は二度とない。
産まれた瞬間から消えていく、刹那的なものだ。
だからこその美しさがあり、きらめきがある。
そして舞台に立つ方の身としてはそんな舞台がいとおしくもあり
恐くもある。

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コア。

今日私は
何を
どんな目で
どのように見つめ
どのような思いを抱いたか。
見つめた目はまっすぐだったか。
抱いた思いに愛はあったか。

私の抱く想念が私の色を決め、私の輪郭を創る。

それがあざやかな色でも
複雑な陰影を含んだ色でも
深い深い色でありたいし
多少雑でも
肉太の筆でいっきに描いたような輪郭でありたいと思う。

そうじゃないからそう思うのだろうけど。

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花金。

先日の電車の中でのこと。
二十歳前後と思しき女性達4、5人の会話と笑い声が響いてきた。
聞くともなしに聞いていると
どうやら笑い声は
その中の一人が
〈ハナキン~花の金曜日という意味~〉という死語を使ったことであがったらしい。
以下、彼女達の会話。
〈やだー、もう○○ちゃん、今時ハナキンなんて使わないよー。年いくつなのー?〉
〈えー、そんなに変わんないじゃん。〉
〈あ、ダメダメ、なんたって○○ちゃんは昭和生まれだもん。〉
ここでまたその○○ちゃんも含めてドッと笑いが起った。

そうか、昭和生まれって
もう古いっていう代名詞として使えるぐらいのイメージなのか・・。
もう少ししたら
今私達が明治生まれの人を驚きと敬意を持って見るように
〈え!昭和ですか!〉なんて言われるようになるのかしら・・などと思いながら
すっかりオバサンモードに入ってしまった・・。

来年は平成生まれの成人が誕生する年。

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花粉症。

あきらかに熱がある、と思えるのに
どうしても倒れたり寝込んだりするわけにはいかない状況があって
あえて熱を計らず
体調不良に気が付かないふりをして
やりすごそうとした経験はないだろうか。

具体的に何度、という数字を目にして
<やっぱり熱がある>と自覚したが最後
雪崩のように病人モードに突入し、起き上がれなくなりそうで
<気のせい>ということで押し通そうという
なんとも非建設的な生き方(?)なのだが・・。

今日は花粉がバンバン飛んでいるらしく
お弟子さんのSさんが大きなマスクをし、まぶたを赤くして稽古場にやってきた。
彼女は一途な性格なのか
わき目もふらず浮気もせず
かなり長いこと花粉症とのお付き合いを続けている。

そんな彼女に対して
<花粉症ってつらそうだよねー。大変だねー。>と
いたわりと同情の立場をとれる自分の余裕が
内心心地よかったりしたのだが
気が付くとここ2,3年
風邪をひいているわけでもないのにどうも鼻がグズグズする・・
花粉症の大家であるSさんの話を聞いていると
症状からしてもしかしたら私はプチ花粉症なのでは・・と思えてくる。

がここで
<私は花粉症である。>と判断し
風邪薬ではなく鼻炎の薬でも買おうものなら
あっという間に本格的花粉症デビューをはたしてしまいそうで
なにがなんでも
<きっと稽古場の内と外で温度差があったせいだ。>とか何とか
無理やりわけのわからない理由をこじつけては
彼岸の花粉症村への入村を踏みとどまっている。

しかし仲間が多いほうが楽しいのはいずこも同じらしく
<ようこそ花粉症村へ>というノボリをたて
おいでおいでと
Sさんが勧誘している声がする・・。

あのね

あちらとこちらの間に流れる川
ふかーーーーーーくて
暗いの。

だから

なかなか渡れないんだからね!!

私は一生こっちで過ごして
花粉症の人を優越感を持っていたわってあげる
嫌味な奴でいくんだからね!!

あー、鼻がグズグズする・・
ティッシュ、ティッシュ・・・・。

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