オリンピックが始まり、連日のメダルラッシュに巷が湧いている。
スケボーでも日本勢の金メダリストが誕生したが
その解説にも注目が集まっているらしい。
「ヤッベ〜」
「パネエ〜」
「ゴン攻め〜」
などなど、およそ公共の放送ではあまり耳にしないイマドキ(?)語録のオンパレードには批判もあるらしいが
私はなぜか微笑ましく感じてしまった。
そう言えば、最近の電車での出来事。
そこそこ混んでる電車のドア付近に、イマドキ言葉で話す10代とおぼしき男子の集団5,6人がたむろしていた。
オバサンとしてはあんまり近づきたくない雰囲気の、(鼻ピアスでもしてそうな?)イマドキ最先端のような軍団だ。
が、停車駅でお腹の大きい妊婦さんが乗り込んできた時
会話の途中だったその男子集団があたりまえのようにごく自然に道を開け
なにげに空いている席をさがすようにあたりを見回したのち
その妊婦さんが無事プライオリティシートを譲ってもらって着席したのを見届けると
また「まじヤッベ〜」だのなんだの、およそオバサンにはついていけないイマドキ言葉の会話に戻っていった。
そのあまりのあたりまえさに
オバサンとしては、男子達全員のおしゃれな頭をくしゃくしゃに撫でてあげたくなった。
死ぬほど気味悪がられるだろうから(というか通報される)もちろん気持ちだけだが。
電車を降りてからもなんだかずっと清々しく
なによりの暑中見舞いのようだった。
※アートにエールを!東京プロジェクト(ステージ型)」にて