存在の行方。

亡くなってしまった誰かのことを思う。
たとえば理解しあえないまま永遠の別れをすることになってしまった母のこと。
たとえば可愛くてしょうがなかったペットのこと。
その命が確かにここに存在していたことを忘れずにいる。
誰かが誰かのことを思うたび
胸のうちでいとおしむたび
その命の温度が上がるような気がする。
長い長い時が流れて
そこに存在したはずの命を誰も思い出さない日が来たとき
その命はどこにいくのだろう?
・・・などという思いは今生きているものの奢りだろうか。

コメント

  1. allegrettoの飼い主 より:

    難しい!・・答えの出せないテーマでよくわかりませんが、誰かの思いが残る命はその思いが続く限りその人のそばに存在し、誰も思い出さなくなった命は束縛を解いて普遍的な命に変わるのでしょうか?・・

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