今年もまた花粉の季節がやってきた。
年齢と花粉症歴がほぼ同じらしいお弟子さんのSさんが
大きなマスクをしてお稽古場に現れる。
この季節のSさんの定番だ。
ところで
今年になって
ある日突然
鼻水は出るわ
目は痒いわ
くしゃみは出るわの三重苦に見舞われ
どう見ても花粉症でしかありえない症状で
Sさんに負けず劣らずレベルの大きなマスクでお稽古場に通ってきているにもかかわらず
《私は決して花粉症ではありません!このマスクはあくまで予防のためのものです!》と言い張っているのがKさんだ。
まったく往生際が悪い。
などと言っている私も
《私は花粉症です》とは言えず
《私は【どうやら】【プチ】花粉症【かもしれません】》という言い方にこだわっている・・。
認めたからって殺されるわけでもないのに
今や
私やKさんにとって花粉症は
隠れキリシタンにとっての踏み絵のようになりつつある・・。