扇の嫁入り。

4e6fd74f.jpg日本舞踊協会が主催する
子供達を対象にした《本物の舞台芸術体験事業学校公演》で使用する扇が不足してきていて
協会が(多少古くなっていてもいいので)扇の寄付を会員につのっている、という話をしたら
お弟子さんのKさんが
亡くなったお義母様(とそのお仲間)がお使いになっていた扇を
新品も含めてなんと40本近くも持ってきてくれました。
踊る者にとっての扇は武士にとっての刀。
使わなくなったからと言って捨ててしまうのはどうにもしのびないもの。
Kさんのお義母様の扇達も第二の人生の嫁ぎ先が決まって
そこでまた人様のお役にたてるならきっと本望のはず。
うれしいかぎりです。

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