浴衣会が間近になってきました。
いつもよりさらに熱の入った最終段階のお稽古で
弟子達も皆頑張っています。
そんな中
弟子のAさん、Sさんと談笑のひととき。
たまたま今日は二人の浴衣がおそろいでした。
この浴衣は花柳流のもので
涼しげで優しく
私も大好きな柄です。
不思議なもので
何度も何度も浴衣や着物を着て、お稽古を積んでいるうちに
いつの間にか
着物を着た姿が見違える程美しくなっていきます。
AさんもSさんも
最初から着物が似合ってはいたのですが
似合い方が変わってきた、と言ったらいいのでしょうか
一言で言えば《着物が板についてきた》ということなのですが
ただ可愛い、だけではなく
着物の持つ、しっとりとした色気のある風情や
気持ちがきりりと引き締まるような凛とした風情などを
なんとなく違和感なく受け入れているような似合い方、と言ったらいいのでしょうか。
師匠としては
弟子達のそんな頼もしい着物姿を見るのが
なによりうれしいものです。