忘れないよ。

君は確かにそこにいた。

私と同じように
他の誰もと同じように
トクトクと温かい脈をうちながら
祝福された厳粛な命を存在させていた。

誰も知らない命。

ゲームの中で戦争をし
笑いながらお互いを殺しあっている傍で
埋没されてしまった命。

それでも

語り継がれることのない存在の証は
消えることなく私の中にある。

君は
確かに
確かに
そこに
いた。

コメントを残す

*