神様も長いことやってると
そうそうフェアプレイばかりもできなくて
君の魂の何がお気に召したか知らないけど
君というちっちゃな命の創造行程で
あれやこれやと
こっそり君に
えこひいきしちゃったのかもしれないね。
おかげで君は
『やたらと愛される存在』というラッキーな位置づけで
フワリフワリと
この世に舞い降りてくることになったんだけど。
だからそれで
さして信心深くもないくせに
すぐに暗示にかかっちゃう単純明快な私は
君を胸に抱いた瞬間に
君をまるごと愛していくことしか考えられなくなった。
君はきっと君でいる最初の1秒から最後の1秒まで
愛されて愛されて
うんとうんと愛されて
そして
神様のもとに還るんだろうね。
君は神様への報告書に
ひらがなだらけの丸文字で
『おかげで いっぱいいっぱい あいされました。 ちょっと うっとーしーくらいでした。』って書くのかな。
毎日毎日何かと忙しくて
少しお疲れ気味の神様が
君のその無邪気で拙い報告書を読んで
クスクス笑いながら
次もまた
君にえこひいきしてくれるといいな、なんて思ったりするよ。