あたりまえの君。

呼吸するのはあたりまえだから
呼吸していることなんか
すっかり忘れてしまっている。

お腹がすくのもあたりまえだから
どうしてお腹がすくか、なんて考えたこともない。

君は
生まれおちたその瞬間から
愛されて愛されて愛されることがあたりまえだったから
自分がどれほど愛されているか、なんて
考えたこともないだろうし
だいたい愛されるって
なんのことだかもわかんないよね。

だから君はいつも
あたりまえのように
好きな時に
好きなだけ
好きなように
自分を主張してくる。

君のその可愛い「あたりまえ」を
一生壊さず守ってあげたいと
心から
心から
思う。

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