楽屋で私を見つけると
『あ!きんちゃーん!』と嬉しそうにかけ寄ってきて、ぎゅうぅぅぅごっこをしてくれました。
楽屋においでになったお客様にも
ちゃんと正座し、両手をついて正しいご挨拶ができるようになってました。
大きくなりましたね。
2013年 4月 の投稿一覧
日曜日。
Aちゃん個人稽古の日。
30分やって一休み、それからまたまるまる1時間稽古、でしたが
バッチリやり遂げてくれました。
すごいね、Aちゃん!
夜は『アトリエ・翔さんによるハチの帯制作』の打ち合わせ。
今日は帯の地色と、ボイント柄の色を決めさせていただきました。
もちろん主役のハチも打ち合わせに参加です。
真剣に(?)吟味しておりました(帯の上に載っかって踏みつけてますが…。たぶん吟味してます)。
映画打ち上げ。
渋谷ゼストキャンティーナで映画の打ち上げがありました。
時間的にはかなりハードな時もありましたが
この組でお仕事をさせていただいて本当に幸せだったなぁ…と改めて思ってしまいました。
スタッフ・キャスト共に(私はともかく)プロ中のプロばかりが集まって創られた映画、だと思います。
公開の際はぜひ劇場にお運びくださいませm(__)m!!
『死んでもいい』。
随分前に読んだ漫画だったか、小説だったかに、いまだに忘れられないストーリーがある。
日本にやってきたばかりのある外国人の男性が、日本の女性と恋に落ちる。
彼女に日本語を教えてもらいながら愛を育んでいたそんなある日
彼は『日本語で「最高に愛してる」はなんて言うんだい?』と彼女に訊く。彼女はしばらく考えて『「(君のためなら)死んでもいい」って言うのよ』と答える。
しばらくたった頃
彼が突然病(だったか交通事故だったか)に倒れる。
もう助からないと覚った彼は
病院のベッドで彼女の手を握りしめながら最期に『死んでもいいよ…』と言い残す。
あまりにも切なく残酷な愛の告白に彼女は泣き狂う、というストーリーなのだが。
例えばハチが後ろ足で立って両手で私の足にしがみつくようにして甘えてくる時
私はよく『なぁに?ハッチなぁに?』と言ってハチを抱き上げる。
この『なぁに?』には
『何かご用ですか?』の意味の他に
『大好きだよ』『可愛いね』という気持ちが確実に込められている。
つまり私たちは普段字面が持つ意味以外のさまざまな気持ちをその言葉に込めて会話している。
『あなたが嫌いだ』『I hate you 』と言いながら
『I love you 』という愛の告白をしていることだってある。
そうなってくると、会話(書面ではなくあくまで会話)における言葉というのは単純な「音」でしかなく
極論を言えば好きとか嫌いとか痛いとか楽しいとか、少なくとも五感あたりに関する会話くらいは例えば「擬音」でも充分成立するのではないか、と思ったりする。
そう言えば学生の頃、英語劇のエチュードで
10人の人それぞれに、アルファベット1つのみを声に出して自分の感情を伝えてみよう、というものがあった。
字面を追うだけの上っ面な台詞回しではなく
そこに在るさまざまな背景や感情を解って芝居をしてほしい、という意味で
それ自体なんの意味も持たない無機質・最短のアルファベットに自分の気持ちを載せて相手に投げ掛ける、という稽古だったのだろう。
以前にも似たようなことを書いたが
あぁ、素敵だな、と思う人の踊りやダンスには
差し出したその手、振り返ったその佇まいそれだけにも
造形美としての技術的な美しさ以上の「何か」が漂っていたりする。
字面だけの会話、つまり形だけの踊りではなく
そこに何か大切なもの・大切な心が宿る踊りを踊る人は本当に素敵だな、と思う。
日頃あんなにもたくさんの気持ちを(時にはめんどくさいくらい複雑でややこしい感情まで)言葉にのせて
当たり前のように生活しているのに
踊りとなるとまだまだ不自由で
上滑りのような解釈しかできなかったり
逆に考えすぎてがんじがらめになったりする自分をつくづく修行が足りないなぁ…と思う。
前代未聞。
お着替え中の寺島さんにハチがピッタリ寄り添う、という前代未聞の出来事が勃発っ!!
寺島さん、嫌われてるわけではなかったのかもよー(^o^)/。
好かれてます、嫌われてます。
弟子の三嶋亮太君はハチのお気に入り、寺島ゆうかさんはなぜかハチをイラつかせる存在のようで。
写真にするとこんなにも顕著。
三嶋君の前でくつろぐハチと、一方寺島さんを睨み付けたまま(?)、見張るように微動だにしないハチ。
寺島さんにとっては言われなき理不尽なハチの態度ですね~。
帰宅。
撮影が終わって深夜2時に帰宅。
車を降りてから、自分の部屋(私の部屋は中2階)の窓の下から
ご近所のご迷惑にならない程度の小声で試しに『ハチー』と呼んでみました。
窓の下を通ってさっさと玄関に行けばすぐに会えるのに
なぜか突然そうしたくなってダメ元で呼びかけてみたら
さすが聴覚抜群の猫だけあって
カーテンを小さい頭でくぐり上げて
ガラスの向こうに白黒模様の顔を出してくれました。
たぶん私の気配を感じて玄関で待っていただろうハチが
予想もしてなかった方向から呼びかけられて
『あれ?あれ?どしたの?そんなとこでなにしてんの?』というキョトンとした顔で
窓に小さな肉球を押しつけて私を凝視しているのを見つけた瞬間
なんだか疲れも忘れてしまいました(^O^)。
所作担当としては今日は深夜1時頃仕事が終わりましたが
他のスタッフ・キャストの皆様は引き続き朝まで撮影続行でした。
皆様のそのタフさと真摯さに感動しつつ、一足先に帰ってきましたが
微力ながらも所作指導という立場で一緒にお仕事をさせていただき
撮影の現場で私自身学ぶこともたくさんあり
本当になにか身が引き締まるような思いがします。
感謝。
公開は少し先の予定ですが
発表OKになりましたらこちらでもお知らせさせていただきますので
ぜひぜひぜひぜひ劇場でご覧くださいね!
撮影所の夕食。
本日の夕食・ケータリングの塩ラーメン。
美味っっ!
腹ごしらえをしたら、撮影続行です。
本日、撮休。
映画撮休日。
舞台本番もお稽古も入ってないので、久々の完全オフになりました。
睡眠らしい睡眠をとり、たまりにたまった家事・雑事を片付けたら
あっという間に一日が過ぎましたが…。
家事の合間、ドラマでご一緒したメイクさんにいただいた美味しいほうじ茶で一休み。
手前の白い手はハチ。
ほうじ茶なんてなんの興味もないくせにやたらチョッカイを出してきます。
私の在宅時間と睡眠時間がほぼイコールになる生活があまりに続くと
ハチの『用もないのに早朝大鳴きコール攻撃』が始まるのが常ですが
今回もしっかりやってくれてます。
3時に寝て5時半過ぎには起きるという中で、5時の大鳴きコールは結構ハードなのですが
それだけ寂しい思いをさせているなかな、と思うと心が痛みます。
さらにいつもちゃんとトイレができるいい子なのに、出掛けにぞうりにソソウをしてたりすると
腹がたつより抱きしめたくなってしまいます。
そんな中に入ったオフ。
ハチの『これでもかこれでもかというくらいの家庭内ストーカー』っぷりが
いとおしくてたまらなかった一日。
そして。
撮影所内の第8スタジオを出て帰途につきます。
撮影佳境。
映画の撮影佳境。
撮影所内を横切る川の縁に桜の木が並んでいるのですが
その桜も今ははすっかり葉桜になりました。
本日も朝の9時に始まって、ただ今深夜0時過ぎ。
夜食を挟んで撮影はまだまだ続きます。
金曜赤坂座春の会終了。
昨日は金曜赤坂座本番。
荻江「八島」を踊らせていただきました。
「八島」は私にとって格別な思い入れのある曲。
踊ることができて幸せでした。
ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました(^○^)!!
終演後、残ってくれた人達と。
ゴジラ君と再会。
映画がクランク・イン。
今日から私も現場となるスタジオでの仕事になります。
「Ballad~名もなき恋のうた」の時にも通ったスタジオで、久しぶりにゴジラ君と再会しました。
雨で散り始めた桜の中に佇むゴジラ君もなかなか風情がありますが
相変わらず後ろのコンクリートの壁は壊したまんまですね~。