2012年 4月 の投稿一覧

なぜ。

愛しくて

愛しくて

愛しくてたまらないものを見つめる時

どうしてちょっとだけ哀しい顔になるんだろう。

そういえば

愛と哀とは

同じ音。

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役者っ!

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はちのかぶりものシリーズの向こうをはって(?)
手ぬぐいをかぶってみせてくれた藤間菊李さん。
にわかには信じがたいでしょうが
いつもは本当に聡明で
着物のよく似合う和風の美女です。
本当です、嘘じゃありません。

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東京タワー。

スカイツリーのオープンが間近。
東京タワーよりはるかに高い電波塔の誕生で、下町が活気づいている。

ところで
小学校低学年の頃だっただろうか、小倉の親戚の家に泊まりがけで遊びに行った。
お茶の先生をしている大好きな叔母の家で
叔母には、私にとっては従姉にあたる娘が二人いて
私より十ほど年上のその従姉達二人も
『綺麗なお姉さん』という形容がぴったりの、優しい雰囲気のある素敵な人達だった。
ちょうど私がおじゃました日の翌日から
上の従姉が東京に友人と遊びに行くことになっていて
叔母と従姉は私の歓迎会(?)のための夕食を準備しながら
たぶん従姉にとっては初めてのことであろう、父兄同伴なしでの花のお江戸ツアーについて
何やら楽しげに会話をはずませていた。
その中で
従姉が叔母に「おかあさん、お土産は何がいい?おかあさんの欲しいもの絶対に見つけてくるから何でも言って!」と聞いた。
叔母はしばらく「そうだねぇ…」と考えると
「じゃ東京タワー買ってきて。」と答えた。
そして「え???」という、まさに鳩が豆鉄砲の顔をした従姉にいたずらっぽいまなざしをむけると
「つまり何にもいらないってことよ。あなたが無事に戻ってきてくれることが一番のお土産。」と言った。
従姉は「わかった。」とうなずき
二人で顔を見合わすと、にっこりと微笑みあった。
この光景は私にとっては驚愕だった。
親子の間において
冗談まじりのコジャレた(?)会話など
わが家ではあり得ないことだったからだ。
キッチンで微笑みあう叔母と従姉の姿は
馴染みのない不思議なもの、であり
同時に限りなく羨ましいもの、でもあった。
いずれにしても、数十年たった今でも鮮明にに覚えているくらいの(私の中での)レアもの感覚だった。

私はその後東京の大学に進学し
以来今日まで東京に生活の拠点を置いている。
当然東京タワーにも何度か遊びに行ったし
東京タワーのある東京を地元に近い感覚でとらえるくらい、東京に暮らして長い年月が過ぎた。
もはや東京タワーも日本一ではなくなり
『東京タワーをお土産に』という冗談も、いささか間の抜けた感じに聞こえなくもない。
それだけ私も年を重ね
駆け足で人生を終えた母の年令に近付きつつある。
ふと
今もしまだ母が存命だったら
私は母とどんな会話をするのだろう、どんな会話ができるのだろう、などと思ったりする。

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キュート(^○^)!!

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『花柳舞踊研究会』のお稽古の帰り
バス停まで六本木ヒルズの中を通っていくのですが
その道すがら、おしゃれなペットショップを発見。
売られているペットグッズがいちいち激カワなのですが
私の興味はやはりグッズよりも生(?)動物。
お風呂で身体が半分になったチワワ(もともとちっちゃいのに…)や
背中にハートのペインティングをしたフレンチ・ブル…。
ああ~、可愛い、可愛いぃぃぃ!!
犬でありさえすれば、牛と見まごうばかりの巨大なものから、極小のティーカッププードルまで
なんでも好きで好きで好きで仕方ない私ですが
その中でもより気持ちが動くのが
ボストン・テリアとかフレンチ・ブルとかブル・テリアとか、アメリカン・ピット・ブルとかとか…。
シェルティーやコリーのようなハンサム犬もいいけど
ちょっといかつくて間の抜けた顔で、遊ぶのが大好きな犬種も可愛くてたまりません。
ハート模様のおしゃれなフレンチ・ブル君とも
ひとしきり遊ばせていただきました。
人間にまじって楽しそうにサッカーをするフレンチ・ブルをよく見かけますが
このハート君も日頃ボール遊びか何かで鍛えているのか
私の顎になんどもヘディングを入れてきました。
ハート君、ゴーーール(^○^)!!


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答。

3efc8ca4.jpg花柳智寿彦さんちのH君でした。
美形のママに似て目鼻立ちくっきり。
帰ろうとすると、「まだ帰らないで」と言ってくれました。
女心(オバサン心)をグッとつかんで離さない憎い男(!?)。

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なんでも知っている。

なんの苦労もなく、おもしろおかしく人生を生きているように見える人であっても
その人が自分のうちに何を抱え、あるいは抱えていないか
本当のところは本人以外わかるはずもない。
逆に端から見れば大変な苦労をしているように見えても
意外に本人はそうは感じていなかったりすることだってあるだろう。
以前も書いたが
隣の芝生はどうしたって隣の芝生でしかない。
仮にその隣の芝生が青く見える瞬間があったとしても
その青々とした芝生のために
隣人が払っているかもしれない(または払っていないかもしれない)犠牲や努力について
たかが隣り合った程度の他人がどれほど知り得るものだろうか。
知り得ないものを知り得ないものとして認識しようとしない傲慢さには
いささか閉口してしまう。


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お稽古が始まりました。

983f1426.jpg花柳舞踊研究会のお稽古が始まりました。
家元先生の振付で
ご尊敬申し上げる大先輩の先生方ともご一緒させていただく『車曳』の景です。
ものすごく緊張するお稽古ですが
同時に本当に勉強させていただくことばかりで
いつにもまして気をしっかり引き締めて頑張ろうと思います。

同じ景に出演している同門の花柳楽彩さんと稽古場の近くのカフェで。
ハンパな薬より効果がある生姜風味ののど飴とか
日本酒のゼリーとか
足が疲れないスニーカーと同じ底の草履とか
「ちょっといいもの」、「ちょっとおもしろいもの」をよく知っていて教えてくれる、上方出身の美人さん。

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扇供養。

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お流儀の扇供養が浅草の扇塚でありました。

使い続けてくたびれた扇に感謝の気持ちを込めて、おたきあげをしていただくのが扇供養。
扇塚の周りには
今まさに満開の桜に
青々としたしなやかな柳。
花に柳、つまり花柳流の定紋のような風景の中にたたずむ美女(!?)は
自由市場でもお馴染み・花柳大日翠さん。

お釈迦沢のお誕生日と
満開の桜と
気持ちのいいお天気と
幾重にも重なった行事と好条件のせいか
浅草は初詣並みの人・人・人でごったがえしていました。

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お待たせしました!

8eab86b0.jpgはちのかぶりものシリーズ第三段。
桜の季節にちなんで
桜模様の手拭いでやってみました。
寝起きだったこともあって
これ以上ないくらいの迷惑顔。
でも可愛い…よね!?

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国立劇場の桜。

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5月に国立劇場で開催される『花柳舞踊研究会』。
今日はそのかつら合わせが国立劇場の稽古場でありました。
ところで一般にはあまり知られていないようですが
実は国立劇場の正面玄関前はちょっとした桜の名所。
帰りに正面玄関側に回ってみたところ
今はまさに花見のし時、という感じで
桜・木瓜・山吹・雪柳・小松乙女(すみれの一種?)等々が競うように咲き誇っていました。

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『おすすめされる』!?

シュミテクト、という歯磨きペーストのCMで
『私がおすすめされたのが…』というナレーションが入る。
以前から気になっていたのだが
『おすすめされる』は、日本語として間違っているのではないだろうか。
おすすめする、は謙譲語、つまり自分の行為をへりくだるもの。
その謙譲語に(私が)~される、をつけて話す…。
???????。
それとも『○○さんおすすめの…』という使い方をする時の、名詞としての『おすすめ』に『される』をつけているということだろうか。
だとしたらますますおかしな日本語になる。
『ご報告申し上げます』の『ご報告』を
『私がご報告される』というふうには使わないだろう。
『おすすめされる』はそれと同じなのではないだろうか?
以前も書いたが、最近は『おっしゃられる』だの『お亡くなりになられる』だの
びっくりするような台詞がさまざまなメディアでバンバン流れている時代だから、なにもいまさら、の話だが。
ただシュミテクトの場合は、そのCMのキャラクターが言葉が商売のアナウンサーの方なので
ちょっと気になってしまう。
もちろんそのアナウンサーの方が台本を考えたわけではないだろうから、関係ない、と言えば関係ないのだけど…。
などと書いてみて
ふと世間はこの『おすすめされる』、気持ち悪くないのかなと思い、ネットで検索してみたら
あった、あった、【Yahoo!知恵袋】などで同じように感じている人がたくさん。
なんだかちょっとホッとした(^_-)。

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日本フィギュア、メダルラッシュ!!

世界フィギュア 、男女とも見ごたえありましたねー。
鈴木選手ファンの私としては
銅メダルが嬉しくもあり、若干残念でもあり。
何より鈴木選手自身が目指していた『ノーミスの演技』が見たかった気もします。
NHK杯の時の鈴木選手のショートプログラムはまさにそのノーミス・パーフェクトの演技で
ぶっちぎりの高得点をたたきだしましたが
我が家では永久保存版としております。
今シーズンのフィギュアでは
レオノア選手のショート『パイレーツオブカリビアン』、ワグナー選手のフリー『ブラックスワン』、高橋大輔選手のショート、そしてもちろん鈴木選手の『ハンガリアン・ラプソディー』と『こうもり』が
もう一度見たい、何度でも見たい、と思ったプログラムでした。
演じる側にとって
観客に「何度でも見たい」と言ってもらえること以上の賛辞はありません。
以前も書きましたが
「稽古して、稽古して、稽古して、そしてまた稽古して、それでね、最後の最後の最後はね、やっぱり『愛』なのよ」というのは
私が尊敬してやまないある人の言葉。
フィギュアスケートは『競技』であって、『踊り』とは違いますが
観客の胸を打つパフォーマンスには
個人的な好みを差し引いたとしても
やはりまはゆいほどの愛があふれているような気がします。
いろんな形の愛・誰かに何かに愛されている愛であったり
誰かを何かを愛している愛であったり…。
だからこそ見ているほうも
しびれるような幸福感を味わえてしまうのかもしれません。
なんだかうまく説明できないし
言葉にしようとすると陳腐になっちゃうんですけどね。
とにかく
明日のエキシビションも録画、録画!!


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子供教室だより。

9bc80617.jpg三人娘が三人とも
『おどりの寺子屋』に参加してくれていて
その寺子屋も稽古日が日曜日ため
今日は久々の子供教室でした。
ウォーミングアップがわりの『村祭り』を踊る子供達を見ていて
ふと
「正しく腰が入っている状態」というのが
なんとなーくつかめてきたのかなぁと思いました。
「ただただ力任せに膝を折ることがイコール腰が入っていることではない」というのは
理屈ではなく
何度も何度も踊ってみて、身体で体感して理解していくものなのでしょうね。
それにしても写真を撮らせてもらうたびに思うのですが
最近の子供達って本当に顔が小さくて手足がスラリと長いっっ!!
助手で来てもらった弟子の寺島さんと
「(昔とは)食が違うせいか、生活習慣が違うせいか」などと言いながら帰ってきました。

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